ノウルシ(沼津浮島地区)
土曜の仕事帰りに寄った沼津の田園地帯で、ノウルシも観察して来ました。
正面に見えるのは愛鷹連峰の愛鷹山です。富士山は、この左の方ですが・・。
機嫌が悪かったようです。そして、野焼きした葦原に目を向けると・・。
葦の穂がまだ残っていました。その根元を見ると、沢山のノウルシが生えていました。
株によって姿もいろいろ・・。
まだ先端の葉が黄色くなっていない株。
こちらは、先端が黄色くなっています。近づいて見ると・・。
黄色くなっているのは、花弁ではなく総苞葉というそうです。図鑑には「蕾を包んでいた葉の事を苞または苞葉と呼び、花序全体の基部を包む苞(葉)を総苞(葉)と呼ぶ」と書かれていました。要するに、黄色い部分は葉です。
もう少し時間がたつと、黄色い総苞葉が展開して更に黄色が目立って来ます。面白いですね。
真ん中の小さな部分が花です。まだ咲き始めなので、イボ状の突起がある子房は雄蕊の下に隠れています。ノウルシは、環境省第四次レッドリストで準絶滅危惧種(NT)に指定されています。
富士市にある浮島ヶ原自然公園のノウルシの様子はこちらから→浮島ヶ原自然公園のHP
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