シャクジョウソウの蒴果(丸火自然公園)
今日は、半日事務仕事がありましたので、二時間だけ山歩きをして来ました。行き先は、このところご無沙汰気味の丸火自然公園です。天気は良かったのですが、風が強く寒い日でした。
褐色系色彩の林内を探索していると・・。
草丈20cmほどの、見慣れない果実(蒴果)がありました。腐生植物(最近では、無葉緑植物と呼ぶようですが・・)を連想させます。
株元に葉は見当たりません。
暗いので撮り難い・・ストロボ発光してみました。果実の中心に棒のようなものが出ています。花柱かな?これを見て、イチヤクソウの果実を思い浮かべました。でも、こんなに密集して咲かないし、通常下向きのはずです。
更に接写してみました。Web図鑑で見ると、シャクジョウソウの果実にも似ていますが、この標高だとアキノギンリョウソウかな?でも、果実の数が多過ぎるし・・。この植物は何でしょう?ご存知の方教えてください。
→シャクジョウソウと教えていただき、タイトルを変更しました。標高600m位では、初めて見たシャクジョウソウです。
ついでに、同じ林内に生えるイチヤクソウを観察してみました。
私の記憶通り、果実は下向きについています。そして、株元には常緑の葉が見えています。
こちらも、果実を接写してみました。単体では似ているけど、こうして全体を比べるとかなり違いますね。
もう一つついでに、野生ランを・・。
沢山生えていたシュンラン(左)と花柄の残るエビネ(右)。最近少しずつ増えて来ましたが、まだ盗掘する人もいるようです。欲しかったら園芸店で買いましょう。
丸火自然公園は身近な場所にありますが、まだまだ私の知らない植物が沢山生えています。
« 秩父宮記念公園(母屋と銅像) | トップページ | 赤い実いろいろ(丸火自然公園) »
「丸火自然公園」カテゴリの記事
- 冬の丸火自然公園(2019.01.30)
- 丸火自然公園で見た植物(2018.09.10)
- 丸火自然公園で見た変形菌・茸など(2018.09.06)
- カエデ属の紅葉(丸火自然公園)(2017.11.27)
- ツクバネソウとエンレイソウ(富士市)(2017.04.26)
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「腐生植物」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
- ヤツシロラン類根状器官の様子(2020.10.04)
- 散歩道のクロヤツシロラン(2020.10.03)
KSさん、今晩は。
有難うございます。
シャクジョウソウですか。
この株は、標高が600mほどの所で見つけました。
今まで見たのは、標高2000m辺りでしたから驚きました。
また教えてください。
投稿: やまぶどう | 2014年1月26日 (日) 22時42分
シャクジョウソウで間違いないです。アキノギンリョウソウの学名はuniflora なのですが、その通り、uni 1つの flora 花 なので、このようにたくさんの花であれば、シャクジョウソウですね。
投稿: KS | 2014年1月26日 (日) 20時06分