白隠禅師のお墓(竹採公園)
以前は無かったと思うのですが、公園入り口の東隣にこの供養塔が建てられていました。
白隠禅師は、駿東郡原宿(現沼津市原)で生まれ、十五歳で出家しました。その後、全国行脚をして修行を積まれ、この地にあった無量寺の再興に尽力されたそうです。
富士市教育委員会の説明書きには、
白隠禅師の著作「荊叢毒蘂(けいそうぞくずい)」の中の「無量寿禅寺草創記(むりょうじゅそうそうき)」で「竹採物語」について記しており、この地こそ赫夜姫(かぐやひめ)誕生の聖跡であると断定している。
と書かれています。
白隠禅師のお墓は、歴代の和尚さんのお墓と一緒に、この場所に建てられています(中央のお花が供えられた墓石です)。
「開山神機獨妙禅師(かいざんしんきどくみょうぜんじ)」と書かれています。後桜町天皇から賜った御名だそうです。白隠禅師について詳しく書かれたページがありますので見てください。
この卵形のお墓の事を「無縫塔(むほうとう)」または「卵塔」と呼ぶそうです。白隠禅師のお墓は、富士市指定文化財(史跡)になっています。
遺骨は、ここ以外に原の松陰寺、三島の龍澤寺に分骨されているそうです。
左は、休憩室・トイレの建物です。右の蹲(つくばい)の下には水琴窟(すいきんくつ)が作られていて、心和む音を楽しむ事が出来ます。
これで、久々に訪れた竹採公園の紹介を終ります。遠い昔に思いを馳せるのも楽しいものです。
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