秩父宮記念公園(母屋と銅像)
「秩父宮記念公園は、秩父宮雍仁(やすひと)親王同妃両殿下が、戦中戦後の時期を過ごされた御別邸でした。勢津子妃殿下の御遺言により、御殿場市に寄贈されたものです」・・と資料に書かれておりました。
母屋の周りと秩父宮殿下の銅像の記事です。
彼方此方探索したあと、記念館を見学して来ました。黒い屋根の建物が記念館で、茅葺屋根の建物が母屋です。富士山は、この裏側に見えます。
母屋の中には、記念館から入る事が出来ます。建物が歪んで写ってしまう・・。
母屋の前には、富士山をご覧になる殿下の銅像が建っています。
この銅像は、昭和三年赤坂御殿の新築のお祝いに、昭和天皇から送られたものだそうです。作者は「東洋のロダン」と称される彫刻家朝倉文夫氏です。
傍には枝垂れ桜の巨木が植えられていました。推定樹齢120年だそうです。花の季節に見たいものです。
ところで、記念館の中の撮影は控える事にしました。ストロボをたかなければ撮影しても良いようですが・・。
中では、葵の御紋が目に付きました。「天皇家なら菊の御紋なのに、どうして葵の御紋が?」・・それは、勢津子妃殿下が旧会津藩主松平容保の四男松平恒雄氏の長女だからでした。
孝明天皇よりの御宸翰(ごしんかん/手紙)があったにも拘わらず、「朝敵」呼ばわりされた会津(旧会津藩)の人達にとっては、この上ない喜びだった事でしょう。
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