アオキ(生け垣)
今日は、明日の仕事の支度があるので、二時間だけ近くの高原などを歩いて来ました。前半は曇り空でしたが、暖かい一日でした。
ブログ記事のネタが無い時は、家の周りの植物観察になります。裏庭植物園の生け垣にしているアオキを観察してみました。
とても元気な木で、剪定しても直ぐに枝を伸ばします。常緑で大きな葉が、生け垣にちょうどいいです。
中には、斑入りの葉もあります。この斑を、椿やサザンカなどのように、ウィルス病によるものだと書かれた図鑑もありますが、これがそうかは分かりません。。
中には、葉の細いタイプもあります。
実も良く生り、実生株も彼方此方に生えています。緑色から紅く変色して行きます。雌雄異株だそうですから、この木は雌という事になります。
光沢のある赤い実が、綺麗でしょ?
これは蕾だと思います。実の生っている時期に、既に蕾が待機しています。
樹皮は新しい株や先端部は緑色ですが、歳月を経るに連れて右のように変化して行きます。
ところで、このアオキもシカの被害に遭っています。別の場所で撮った被害の写真を見てください。「アオキは苦味健胃作用があり、民間薬の陀羅尼助(だらにすけ)に配合されている」と書かれています。この民間薬には、キハダも含まれているそうです。富士山麓では、樹皮をシカに食べられたキハダを良く見かけます。シカも胃腸薬としてアオキやキハダを食べているのかもしれません。
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