クロヤツシロラン(萌のお手柄)②
萌のお手柄で見つけたクロヤツシロランの蒴果・・EOSの入門機+マクロレンズでも撮ってみました。
この朽木の脇には、固まって生えていました。
果実柄の長さもいろいろ・・。
まだ開封されていない果実もありました。
ちょっと接近。
柄の長さを見てください。花が咲き、受粉すると果実柄が急速に伸びて来ます。長いものでは30~40cmにもなります。
左の写真の下の部分が元の花柄で、上の白っぽい部分が受粉後伸びたところです。右は種子を放出(飛散)するために開いた果実の殻。
白いのが種子です。殻はやがて右のようになります。
クロヤツシロランを見つけるのは、この季節しかありません。花は前記事にも載せましたが、丈が低く地味な色なので、薄暗い林内では分かっていて探さないと気付き難い上に、この果実柄はもう少しすると腐ってしまうからです。
【クロヤツシロラン】
ラン科オニノヤガラ属。葉緑素を持たない腐生植物の一種で、スギやヒノキの林などに生えます。
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