花後のホテイラン(八ヶ岳)
私が初めての野生ランと出会うのは、果実の時期が多い・・。腐生ランのクロヤツシロラン、キバナノショウキランがそうでした。そしてコハクランも・・。更に、このホテイランもそうです。
深山の野生ラン・・イチヨウラン、コハクランが、秋に葉の更新がある事を知り、もう一つ出会いたいと思っていたホテイランの探索に行って来ました。「きっと、ホテイランも秋に新しい葉が出ている」。その予想は的中していました。
針葉樹林の林床に生えていた、シワシワの葉・・一目でそれと分かりました。左の写真には、今年の葉の残骸が残っていました(新葉の反対側)。
こちらは開花株です。花茎の横に小さな芽が見えています。これが新しい葉なのか花芽なのか、現時点では分かりません。イチヨウランやコハクランもそうですが、開花株と未開花株では、こういう変化に時間のズレがあるようです。
初めて見るホテイランの朔果。粉のような種は、既に飛散した後でした。それにしても、花茎が長い!クロヤツシロランなどもそうですが、花後に茎が伸びるようです。少しでも遠くへ種を飛ばせるように・・。
私にとっては、出会える機会の殆ど無い野生ランなので、同じような写真が続きき恐縮です(ここまでは、Sony_HX-300で撮影)。
ピンボケですが、マクロレンズでも・・。
目を凝らして見ると、未開花株と思われる小さな葉も幾つか生えていました。
新しい芽を接写。近視で老眼なので、マニュアルでもなかなかピントが合わない・・。
ところで、イチヨウラン、コハクラン、このホテイランも、薄暗い針葉樹林内で、たった一枚の葉を持って育ち、花を咲かせます。半寄生植物なんて事は無いのでしょうか?←素人の疑問です。
昨年秋から今年にかけての目標は、コハクランの花を見る事でした。来年の目標は、ホテイランの花を見る事になりました。
« ヒガンバナと不明の植物 | トップページ | ミズアオイ科の植物 »
「野生蘭」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- 晩秋の着生ラン(2020.11.28)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
コメント