有毒植物三種(富士山)
時間のある時に、少しずつ新しいエリアの探索をして行こうと思っています。この日も、勘とGPSを頼りに新しいルートを歩いてみました。
トリカブトの花に惹かれて倒木に近づくと・・。
一見、シイタケのようなキノコが生えていました。「あっ、ツキヨタケだ!」そして、もう一つ危険な奴がいました。ムカゴイラクサです。
トリカブトとツキヨタケ。別々に見る事はあっても、ツーショットでお目にかかる事は、殆どありません。
このトリカブトは、レイジンソウに似た色合いです。帽子の鼻のような部分が、少し上を向いているとフジレイジンソウだとか?
そして、有毒キノコのツキヨダケ。ツキヨダケは、シイタケに似ていますが、茎の位置が偏っている事、笠を二つに割ると中央付近が黒っぽい事(後の記事で登場予定)、臭いでも区別出来ます。
ムカゴイラクサ・・この植物には、何度も痛い目に遭わされました。うっかり触れると、虫に刺されたような痛みが走ります。棘から蟻酸を出すらしいので要注意です。
こうして有毒植物が、三種まとまって生えているのも大変珍しいと思います。自然観察の面白さは、希少植物との出会いだけではありません。こんな些細な出会いでも、楽しめる事だと思います。
« 木の実色々(八ヶ岳) | トップページ | キノコを食べる生き物(富士山) »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
雪ん子さん、お早うございます。
良いハンドルネームですね。
この植物の事を知らなかった頃、地面に膝をついて撮っていると、虫に刺されたような痛みを感じました。
ムカゴイラクサの上に、膝をついていたのです。
薄暗い林床に、場所によっては沢山生えています。
とげは柔らかい感じなのですが、バラの棘より痛い目に遭います。
投稿: やまぶどう | 2013年9月24日 (火) 08時08分
こんばんは~、朝晩は本当に涼しくなりましたね
本当に珍しいスリーショット! と言っても、ムカゴイラクサは初めて聞く名前です。
昔、測量に出た時に藪の中を移動するたびにチクチクして・・・
なんだか正体がわからない「何か」が・・・有った?居た?んですが
ヒョッとしたらこのムカゴイラクサかもしれませんね、林床の少し薄暗い場所でした。
投稿: 雪ん子 | 2013年9月23日 (月) 22時50分