新たな探索(富士山)
富士山探索を始めて数年ですが、出会いたい植物がまだあります。そしてその殆どが、八ヶ岳にある事も知りました。まだ登った事が無いので、春先にその裾へ行ってみました。来春以降、少しずつ探索をしようと思っています。
ところで、仕事仲間から、数年前にある腐生植物を見つけたと聞きました。その植物の名前は「オニク」です。先日、亜高山帯に行った時、少し足を延ばしてみました。
標高2,400m辺りから見た富士山。下から見た富士山とは別の山のようですね。
所々、砂礫に足を滑らしながら進むと、ダケカンバの密生した林になります。歩き難い・・。
オニクは、ミヤマハンノキの根に寄生する腐生植物です。この辺りに生えるミヤマハンノキは、ダケカンバと同じように斜めに生えていて、ヒコバエも多くなっています。前に進むのがタイヘン・・。
ついでの探索なので、あまり時間がありません。斜面を上ったり、下ったりして探しましたが、この日は出会う事が出来ませんでした。そう簡単に出会えるはずはありませんね。
ミヤマハンノキの葉です。オニクは、河口湖~鳴沢辺りのキノコを売っている店で出会った事があります。滋養強壮等に効果があるそうで、キノコ採りの人にも狙われる存在となっているため、絶滅の危機に瀕しているそうです。
亜高山帯の急斜面を上ったり下りたりして、かなり疲れたので砂礫地で一休みしました。タイツリオウギが沢山の果実をつけていました。
もう今年は、オニクの生えている時期に探索する事が、出来ないかもしれません。まぁ、来年の目標として頑張ってみようと思います。
※今日も少し仕事がありますので、この記事は時間指定でアップします。
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