富士山の湧水
前記事のキノコを食べるザトウムシの写真を撮っていると、何処からか水音が聞こえて来ました。ここは、標高1600~1,700mです。普段、この辺りの川に水は無いはずです。
音の聞こえる方を探して、斜面を下りました。すると、前方に今迄と違う景色が見えて来たのです。
鉄条網の張られた柵の後ろに、コンクリート壁が見えます。水音は紛れもなくこの場所から聞こえていました。
サワブキのように見えたのは、オタカラコウの群落でした。
鉄条網柵沿いに下ると、入口がありました。斜面から湧き出る水は、ここで取水されていました。
ブルーシートの下にある桝で取水されて、配管に送られているようです。
斜面の上の方から入れるのですが、立ち入り禁止になっているので諦めました。喉が渇いていたので、入りたかったけど・・。
現在では、直接配管を接続して、何処かに送っているようです。流水音のするビニル配管が見えていました。
看板に書かれた静岡営林署・・現在は、関東森林管理局静岡森林管理署になるのかな?
お願いがあります。この湧水場所には、水神さんが祀られていないようです。まだ取水配管は生きているようですから、ぜひ水神さんを祀ってください。それと、中に入れない真面目な人のために、細いビニルパイプを一本、柵の外まで伸ばしてもらえませんか?簡単には聞いてくれないだろうけど・・。
今迄、私が見た富士山の湧水では、標高の一番高いところになります。新探索エリアでの嬉しい出会いでした。
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fujibijinnさん、今晩は。
昔は、もっと湧水量が豊富だったのかもしれません。
かなり大きなタンクが、この場所より下にありました。
貴重な場所だと思うので、もう少し整備した方が良いと思うのですが・・。
でも、こうしてひっそりと目に付かない方が良いのかも?
マナーを守れる訪問者だけなら問題ないのですが、そういうところが難しいですね。
投稿: やまぶどう | 2013年9月26日 (木) 01時03分
やまぶどうさん、こんにちは。
この湧水、どこへ送られているのでしょう?興味津々!
コンクリートの土台のようなものが残っているようなので、
かつて建物が建っていたようですね。
ますます謎が深まりますね。
投稿: fujibijin | 2013年9月25日 (水) 09時03分