キバナノショウキラン(富士山南麓)
今日は選挙に行った後、そろそろコウリンカが咲き始める頃だろうと思い、様子見に行く事にしました。その後、愛鷹林道でも探索しようと思っていました。でも、畑の草取りがあるので、午前中だけですが・・。
「そうだ、キバナノショウキランの様子も見に行こう!」という事で観察仲間が見つけてくれた株の確認に行きました。ところが、標高が低いせいか既にまっ黒になっていました。受粉した花もあったようですが・・残念!
仕事の関係もあって、暫らく富士山(探索)から離れる事にしていますが、このキバナノショウキランだけは観察を続けるつもりでいます。そして、まっ黒になってしまった株が、山の神様の誘いとなり、この日も予期せぬ出会いがありました。
【①②】
いつもの場所から少し離れた林内で、その出会いが始まりました。左はこの日出会った記念すべき1本目の株です。この株との出会いが無かったら、他へ移動していました。右の写真の下には、何かに食べられた株が見えています。花が食べられていたので、カウントから除外・・。
①を別の角度から撮影。
一度上った斜面を戻っての出会い。なぜ戻ったかって?感です。
まだ開花前の蕾。このように、綺麗な状態で出会えるのは珍しいです。
比較的、勾配のきつい斜面に生えていた二株。
上の株の並んだところです。左の株の右後ろを見てください。小さな蕾が姿を表し始めています。
左は、今迄見つけた林内の斜面で撮った株です。傷みが激しい・・。右は、一昨年観察したウラジロモミの人工林から、道路に出ようとして見つけた1本目の株です。
⑩の場所のすぐ傍に、また二本生えていました。
そして、今日最後に見たキバナノショウキランです。上手く結実してくれると良いけど・・。
僅か二時間の間に出会ったキバナノショウキランです。まさか、こんな嬉しい出会いがあるとは・・山の神様、今日も有難う!
【キバナノショウキラン】腐生ラン。環境省第4次レッドリストで、絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されています。
※キバナノショウキランは、見てもらいたい人がいますので、全ての株を載せました。
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