2012年の思い出(野生ラン①)
いろいろな植物との(初めての)出会いは、ワクワク・ドキドキするものです。中でも野生ランは、その感動が更に大きなものとなります。発芽や生育条件の難しいものが多く、一ヶ所に生えている株数が少ないからです。
【コハクラン】
初めての出会いは、この果実をつけた株でした。特徴ある葉から「もしや?」と思っていたのですが、コハクランだと教えて頂き感激しました。その日は、空模様が怪しくなったため、ここで下山しました。
そして、再び亜高山帯の針葉樹林を訪れ探索をしました。そして、私の予想をはるかに超える株を確認する事が出来ました。
果実をつけた株を発見。かなり薄暗い場所でした。
下界で見るサイハイランに似た感じの植物なので、もしかしたら「二枚葉があるかも?」と思って探索すると・・。

見つかりました。二枚葉のコハクランです。稀な野生ランの更に稀な個体です。来年は、花に会いたい!
私の見間違いでなければ、現在Webで入手出来る静岡県版RDBには、コハクランは掲載されておりません(情報不足と要注目種のリストにも)。保護方針及び対応で「個体数を減少させる影響及び要因は、最大限の努力を持って排除する」に該当すると思うのですが・・。
【アリドオシラン】
この野生ランも初めて出会いました。
(第一の場所)
とっても小さな葉です。葉だけでは、気付く事は無かったでしょう。
この株だけ一茎二花でした。
とっても小さな花ですが、唇弁があってランの花形をしています。
そして更に進むと・・。
(第二の場所)
前記とは違い、斑の目立つ葉が見つかりました。これも珍しいのでは?

白い花を撮るのは難しい・・。
そして、この野生ランも初めてです。
【アオチドリ】
最初は野生ランだと気付かず、見慣れない植物だと思って近づきました。
この場所には、一株だけ生えていました。
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