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2012年12月

2012年12月31日 (月)

2012年の思い出(野生ラン②)

【イチヨウラン】

今年は、彼方此方でイチヨウランと出会う事が出来ました。

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初めての出会いは、この葉からです。ブログに載せたところ、イチヨウランだと教えて頂きました。

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でも、図鑑の写真にはこのように斑点のある葉が載っていません。後日コメントを頂いた方から、ウズラバのイチヨウランがあると聞きました。初めての出会いが、珍品の葉だった事に感激です。

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そして二度目にこの地を訪れた時、7株の花芽を持った株を発見し、ついに花を見る事が出来ました。亜高山帯の針葉樹林内に、ひっそり佇む姿に魅入ってしまいました。

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春蘭を思わせるような形の花ですね。

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マクロレンズで・・。

更に標高の高いところで出会ったイチヨウランは、葉だけでなく花に変異のある事も教えてくれました。

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斑紋が少なく唇弁の形も丸みを帯びています。

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こちらも、素心花を思わせるような花です。この日は時間がなく、早めに引き上げてしまいましたが、来年はこの場所をもっとしっかり探索したいと思っています。

友情出演で似た感じの花を・・。

【シュンラン】

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何処となく似ているでしょ?

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こちらは、秘密の場所に咲く一番黄色いシュンランです。

イチヨウランが生えているところでは、こんな野生ランも生えていました。

【ヒメムヨウラン】

腐生蘭の一種でサカネランの仲間だそうです。

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変わった形の花です。

そして、これも変異種を発見!

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普通に見る株は褐色系ですが、この株は白軸で黄色い花が咲いていました。

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こちらが仲間のサカネランです。甲斐国で観察しました。

今年も私の拙いブログにご訪問頂き有難うございました。来年も一日一記事を目標に頑張っていくつもりです。植物観察を始めてまだ数年です。分からない事ばかりですので、これからも皆様方にいろいろ教えて頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、皆様良いお年を!

管理人:やまぶどう

2012年の思い出(野生ラン①)

いろいろな植物との(初めての)出会いは、ワクワク・ドキドキするものです。中でも野生ランは、その感動が更に大きなものとなります。発芽や生育条件の難しいものが多く、一ヶ所に生えている株数が少ないからです。

【コハクラン】

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初めての出会いは、この果実をつけた株でした。特徴ある葉から「もしや?」と思っていたのですが、コハクランだと教えて頂き感激しました。その日は、空模様が怪しくなったため、ここで下山しました。

そして、再び亜高山帯の針葉樹林を訪れ探索をしました。そして、私の予想をはるかに超える株を確認する事が出来ました。

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主脈の白色が目立っています。綺麗な葉ですね。

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果実をつけた株を発見。かなり薄暗い場所でした。

下界で見るサイハイランに似た感じの植物なので、もしかしたら「二枚葉があるかも?」と思って探索すると・・。

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見つかりました。二枚葉のコハクランです。稀な野生ランの更に稀な個体です。来年は、花に会いたい!

私の見間違いでなければ、現在Webで入手出来る静岡県版RDBには、コハクランは掲載されておりません(情報不足と要注目種のリストにも)。保護方針及び対応で「個体数を減少させる影響及び要因は、最大限の努力を持って排除する」に該当すると思うのですが・・。

【アリドオシラン】

この野生ランも初めて出会いました。

(第一の場所)

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とっても小さな葉です。葉だけでは、気付く事は無かったでしょう。

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この株だけ一茎二花でした。

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とっても小さな花ですが、唇弁があってランの花形をしています。

そして更に進むと・・。

(第二の場所)

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前記とは違い、斑の目立つ葉が見つかりました。これも珍しいのでは?

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白い蕾を持っていた時期だから、見つかったのだと思います。

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白い花を撮るのは難しい・・。

そして、この野生ランも初めてです。

【アオチドリ】

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最初は野生ランだと気付かず、見慣れない植物だと思って近づきました。

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この場所には、一株だけ生えていました。

2012年の思い出(植物編③)

今年の前半、一番感激したのは、何といってもベニバナヤマシャクヤクとの出会いです。

【ヤマシャクヤク】

富士山西臼塚周辺。

(5月上旬撮影)

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ヤマシャクヤク(白花)の蕾。

(5月26日撮影)

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ここは花付きの良い場所でした。

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果実(雌しべの花柱)3個。

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果実4個。

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果実5個。

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横顔。花弁のふんわり感が何とも言えません。

【ベニバナヤマシャクヤク】

富士山麓某所。

(6月3日撮影)

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ヤマシャクヤク(白花)の花が終わり、このように果実が顔を覗かせた頃・・。

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スラッとした株に・・。

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こんな、とんがりボウシを被った蕾が付いていました(希に、白花でもこのように萼片の先端に、葉がついたものがありますが・・)。

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葉裏には、私が今まで確認したヤマシャクヤクには無い、毛が生えていました。ただ、この場所でも毛の生えていない紅花もありました。この特徴は、必ずとは言えないようです。

(6月10日撮影)

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まだ萼片に覆われた蕾もありましたが、一部紅色の花弁が顔を覗かせていました。萼片の先端の葉も、初回よりかなり成長していました。

(6月17日撮影)

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そして、ついに萼片の外れた花を確認する事が出来ました。

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発見した中で、一番最初に咲いた花。感激の対面でした。

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図鑑や諸先輩のWebページで「花柱は5個で、先が強く巻き込む」と書かれています。でも、白花にも5個のものがあるし(上の写真参照)、この紅花は3個でした。

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「強く巻き込む花柱の先端」も確認出来ました。

どうも、ベニバナヤマシャクヤクの同定は、花弁の色ではなくこの部分でするのが正しいようです。ブログをご訪問頂いた方から教わった、某大学の研究資料の中に、ヤマシャクヤク(白花)の変異種で、紅花や紅色の縁取りのある花が載っていました。

三週に渡る観察で、図鑑には書かれていない、いろいろな事を学びました。そして、この地の情報を下さった方に、重ねて感謝致します。有難うございました。

2012年12月30日 (日)

2012年の思い出(植物編②)

今日は、一日部屋掃除をしました。忙しくて、散らかし放しでしたが、本来は掃除好きなんです

今夜、インターネット接続が出来なくなってしまいました。あちこち調べてみると、無線ルーターがリセットになってしまった事が原因でした。ネット接続が出来ない不便さを痛感しました。

今年、気になった植物の続きです。

【キクザキイチゲ】

(4月14日撮影)

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初めて行った天子山塊の麓で、キクザキイチゲの蕾を見つけました。私の普段の探索範囲では見かけない花です。

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接写して見ると、シルクのような花弁です。なんとか花を見ようと思っていたのですが、休日出勤が続き、なかなか行く事が出来ませんでした。

(4月27日)

やっと行けたのが二週間後でした。案の定、上の写真の蕾は果実になっていました。

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そこで、階段のような渓谷を遡行して、やっと残り花を見つけました。この日は2輪の花に出会えただけですが、とても嬉しかったです。

【イワウチワ】

昨年より、気になっていた植物がありました。紅葉の季節に訪れて、その葉を見つけ花の季節に行きたいと思っていました。開花時期も分からぬまま、長野県の高瀬川渓谷へ向かいました。

(4月29日撮影)

渓谷はまだ冬景色でしたが、ジャストタイミングで花を見る事が出来ました。

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ピンクの花。

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白っぽい花。

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急峻な斜面に生えていました。

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他に集る花が無いせいか、小さな虫が目につきました。

【ショウジョウバカマ】

上記の高瀬渓谷には、ショウジョウバカマも咲いていました。自生地では、久々の出会いです。

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淡いピンクの花。

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濃い花も・・。

【ベニバナヒメイワカガミ】

イワウチワが登場しましたので、愛鷹連峰越前岳に咲くベニバナヒメイワカガミも友情出演です。

(5月26日撮影)

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この日は、霧深い一日でした。今年も会うことが出来て良かったです。でも、少し次期が遅く、同じ場所で見る事の出来るコイワザクラの花は、見当たりませんでした。

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イワウメ科の植物は、どうしてこんな断崖が好きなんでしょう?私は高いところが苦手なので、恐る恐る撮影しました。

【イワカガミ】

こちらは、標高は高いけど断崖ではなく、針葉樹林内に生えていました。富士山の標高2、000m以上の林内で出会いました。私にとって、富士山では初めての出会いです。

(7月5日撮影)

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最初に出会った記念すべき株です。

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上記場所の、イワウチワやベニバナヒメイワカガミのように、群生していないで林内にポツポツ生えていました。

明日も天気が悪いのかな?また蕎麦打ちをしようと思います。まだ修行中で、あまり上手ではありませんが・・。

2012年の思い出(植物編①)

今年出会った植物、一番手はスミレの写真を集めてみました。スミレは難しくて名前の分からないものばかりです。ご存知の方、教えてください。

今迄、自生のキスミレを見た事がありませんでした。県内(静岡県)の高草山に生えていると聞き、場所も分からないまま探索に出かけました。そして運良く不自然な獣道を発見・・その先に群生地がありました。

【高草山のキスミレ】

4月1日、初めて自生のキスミレと出会いました。

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山頂目指して、汗をかきながら登りました。眼下には、駿河湾が見えています。

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ここ一面にキスミレが咲いていました。凄い!

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初めて見る自生地のキスミレです。

【朝霧のキスミレ】

5月4日霧中の朝霧高原でも、キスミレを見る事が出来ました。

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良く観察すると、花弁の形がいろいろです。

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接写。

【その他スミレいろいろ】

(高草山:4月1日)

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オトメスミレ?

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イソスミレかな?

(春野:4月7日)

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タチツボスミレの変異種オトメスミレかな?

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こちらもタチツボスミレ。葉脈が赤いタイプです。

(天子山塊の麓:4月28日)

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マルバスミレ。丈が低く可愛い・・。

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タチツボスミレも花の形がいろいろ。

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エイザンスミレ。花色の変異が多いように思います。

(勢子辻ひのきの森:4月28日)

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シコクスミレ。

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これはトウカイスミレ。ツボスミレのように小さな花です。

(天照教付近)

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ナガバノスミレサイシンの白花です。

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ナガバノスミレサイシン団体さんです。

今年見たスミレをもっと載せようと思ったのですが、多すぎて載せきれません。とりあえずこのくらいで・・。

2012年12月29日 (土)

2012年を振り返って(10月~12月)

連休初日は、掃除などの雑用で終わってしまいました。

【10月】

◇上旬、家の近くの山林に、クロヤツシロランの花が咲き始めたので、下界のアキザキヤツシロランを確認に行きました。ところが、河川工事のために自生の場所は変貌していました。その近くで、生き残りのアキザキヤツシロランクロヤツシロランを見つけました。二種類が一緒に生えていたのを初めて見ました。

◇中旬には、コハクランの探索に行き確認株数を追加しました。そして、この稀な野生ランの変異「二枚葉のコハクラン」を見つけました。

◇その近くでは、イチヨウランとコイチヨウランが隣同士で生えている場所を発見しました。偶然とは言え面白いですね。

◇今年二度目の突貫仕事を受注して、山歩きの時間があまり取れませんでした。短い時間でしたが、紅葉の気配を感じながら、樹上の居候を探して亜高山帯を歩きました。ダイモンジソウ、マツノハマンネングサ、ヤシャビシャクなど冬支度を始めた植物を観察して来ました。

◇イチヨウランの冬姿を見たくて、針葉樹林を訪れました。そこで、新しい葉を付けたイチヨウランを発見しました。イチヨウランには二枚葉の時期がある事を知り、更に蕾をつけて冬越しする事も知りました。季節を追って観察すると、学ぶ事も多いです。

【11月】

◇山の葉が色づく頃、クロヤツシロランの果実が伸びて粉のような種が溢れ落ちていました。朽木の横に播いてみました。無事発芽してくれるだろうか?

◇シカが電気柵の中に侵入して柵を壊されました。シカのジャンプ力って凄いですね。修理が大変でした。

◇今年も、ブログ友に頂いたランが咲きました。和名を頭巾蘭・・プテロスティリス・オブツサと言う珍しい野生ランです。

◇仕事が忙しくて辛い日々が続きます。山歩き出来ないので、通勤途中にある浮島ヶ原自然公園に寄ってみると、タコノアシが名前通りの果実を付けていました。

◇休日出勤が続きましたので、14日に代休を取って御殿場口周辺の探索に行きました。風が強く、スコリアの道は凍っていました。

◇新東名を使い「アート&ミュージックフェア」と「はるの産業まつり」に行って来ました。山の手を走っているため、今までより約一時間短縮されました。

◇25日には、富士山麓の探索に出かけました。生憎、目的地周辺は雪が積もっていたので少し戻り、入った林内でスギランを見つけました。

【12月】

◇1日には、西臼塚の探索に行って来ました。遊歩道を歩いていると、雹が降って来ました。あっという間に真っ白・・急いで引き返しました。

◇2日には、趣味の果樹畑で、キウイフルーツを収穫しました。摘果しないので小粒ばかりでしたが、沢山収穫出来ました。

◇9日には、寒風吹き荒ぶ中、愛鷹林道の探索に行って来ました。車で入れる時には気付かなかった、いろいろな植物と出会う事が出来ました。

◇中旬には、鎮守の森の着生蘭や、赤渕川沿いの林内を探索してみました。近くにも、興味深い植物や嬉しい出会いがあるものです。

休日に、一・二時間でも自然観察が出来れば、心のエネルギーが充電されます。今年は、二度に渡る突貫工事を受注した事と、町内の役員仕事等もあって、野山を歩く時間が思ったほど取れませんでした。それでも、いろいろな植物と出会い、感動を貰い多くの事を学びました。

来年は、どんな出会いが待っている事でしょう。

2012年12月28日 (金)

2012年を振り返って(7月~9月)

待ちに待った休みだというのに、雨が降って来ました。山は雪かな?

【7月】

◇上旬に、若彦トンネルを通って、山梨県笛吹市芦川町へ行ってきました。私の探索範囲では、見ることの無かったクサタチバナやキヌタソウ等の植物と出会いました。

◇富士山南面の標高1,900mから2,400mまで徒歩で往復してみました。アオチドリ、アオスズラン、シテンクモキリ、ホザキイチヨウラン、キソチドリ、イチヨウランなどいろいろな野生ランと出会いました。この辺りでは初めてイワカガミとの出会いもありました。

◇15日は観察会の予定でしたが悪天候で中止になってしまいました。仕方なく霧が立ち込める富士山南麓へ一人探索に行きました。薄暗い林内で、ハコネランを見つけました。

御殿場口~二ツ塚~幕岩の探索に行きました。雄大な景色を眺めて心がリフレッシュされました。

◇下旬には、須走口登山道~小富士へシャクナゲの花を見に行きました。もう一つ頭に描いていた植物があったのですが・・。9月に、別の場所で出会う事になりました。

【8月】

◇上旬には、須山口付近の探索に行きました。そして初めてアリドオシランと出会いました。

◇そろそろ咲くだろうと思い、近くの草原にコウリンカの花を見に行きました。

◇11日は観察会でしたが、また雨予報で中止になってしまいました。今年は雨に祟られています。雨の降る前に御殿場口周辺の探索に行きました。そしてムヨウイチヤクソウに出会いました。更にコイチヨウランの花も見る事が出来ました。

◇花の季節を逃してしまいましたが、フガクスズムシソウの株を彼方此方で確認する事が出来ました。

◇一番の楽しみだった下山散策も、雨予報のために中止になってしまいました。翌日、思い切って一人下山散策に出かけました。途中、霧に覆われた時間もありましたが、比較的良い天気で無事に敢行出来ました。

◇上旬に見つけたアリドオシランの花を見に行きました。そして、超貴重種のミヤマハナワラビも二十数株確認する事が出来ました。

◇今年二回目の芦川町へ行きました。目的は、レンゲショウマの花を見ることです。そして、山の神様に誘われて釈迦ヶ岳にも登りました。途中、ジンバイソウ等の野生ランに出会いました。

【9月】

◇この月一番の思い出は、コハクランとの出会いでした。多くのWebページでは、「山梨県と長野県に自生する」と書かれています。我が静岡県にも自生していることを知り、感激しました。その後、二度の探索で沢山の株を確認しました。GPSへの記録もここから開始しました。

◇8日には、滝川土手の草刈に参加しました。彼岸花ウォークの準備作業です。

◇9日は、久々の観察会でした。一人探索も楽しいけど、みんなと歩くのは更に楽しい・・。

赤縁川源流部シラヒゲソウの花を見に行きました。そこで、久々にイワナと対面する事が出来ました。元渓流釣り師にとって、とても嬉しい出会いでした。イワシャジンの花やジンジソウ、ダイモンジソウとの出会いもありました。

文字ばかりの記事が続きます。一年を振り返るこの自然観察の思い出も、日々の生活のエネルギーとなります。次の記事で、月毎の思い出は終了し、気になった植物の写真を集めてみます。

2012年12月27日 (木)

2012年を振り返って(4月~6月)

【4月】

◇スミレファンの間では名の知れた高草山のキスミレ自生地は、一応場所が非公開だそうです。諸先輩のWebページから大凡の場所を頭に入れて探索に行きました。急勾配の斜面を登り、半分諦めかけた時、不自然な障害物のある狭い道を発見、その先には一面に黄色いスミレが咲いていました。

◇探索範囲を広げようと、今まで行くことの無かった「天子山塊の麓」を探索に行きました。咲き残ったキクザキイチゲ、いろいろな種類のネコノメソウ、そしてエンレイソウとミヤマエンレイソウを同じ場所で見ることが出来ました。百株以上のエンレイソウを見たのも感動でした。

◇恒例の春野のスミレ展に行き、遠州の春を満喫してきました。

◇月末には、ずっと気になっていた高瀬川渓谷(長野県)に、イワウチワを見に行きました。まだ雪の残る渓谷で、ジャストタイミングで花を見ることが出来ました。

【5月】

◇連休には、初めて新東名に乗り、安倍奥の口坂本地区へ探索に行きました。見慣れない植物も幾つか観察する事が出来ました。

◇高草山に遅れる事約一ヶ月、朝霧高原へキスミレを見に行きました。県内に二箇所も自生地があるのに今年初めて見る事が出来ました。

◇修善寺加殿地区で、道路脇に7~8本のツチアケビを発見。日照の良い場所で初めて見ました。

◇観察会で私には初めての小富士探索に行きました。ルリビタキに出会ったり、カモシカ沢、和製グランドキャニオン等印象深い景色を見る事が出来ました。

◇少し遅くなってしまいましたが、越前岳にベニバナヒメイワカガミを見に行きました。何度行っても怖い場所に生えています。

◇南麓某所でイチヨウランの蕾を見つけ、月末には花を見る事が出来ました。ヤマシャクヤクの花も丁度良いタイミングで観察出来ました。

【6月】

◇2日には、沼川の草刈に参加しました。

◇北麓某所へコアツモリソウの観察に行きました。南麓にも生えていると嬉しいのですが・・。ここで、アツモリソウの保護をしている方との、偶然の出会いがありました。なんと、私の知る研究者の知人だったのです。

◇ある方から情報を頂き、富士山麓某所へベニバナヤマシャクヤクの探索に行きました。そこで紅花と思われる株を発見、短命の花を見逃さないように3週続けて通いました。そして、ついに花を見る事が出来ました。他の場所の探索を見逃してまで、行った甲斐がありました。そして多くの事を学びました。

2012年12月26日 (水)

2012年を振り返って(1月~3月)

一年はあっという間ですね。2012年の自然観察などの思い出をまとめてみました。

今年もいろいろな植物と出会えました。中でも、初めて出会ったベニバナヤマシャクヤクは、短命の花を見逃さないように、3週続けて富士山麓某所へ通いました。そして、後半ではコハクランとの出会いがありました。残念ながら花の季節は過ぎていましたが、沢山の株を確認する事が出来ました。

【1月】

◇野山が寂しい冬の間は、下界の野鳥観察などをして過ごしました。藤枝市岡部川で、初めてオナガガモを見ました。

◇ヤマセミに出会えるかと思い柿田川にも行ってみました。残念ながら出会えませんでしたが、カワセミ等の野鳥と美しい湧水の流れを見る事が出来ました。

◇何年ぶりかで東海大学海洋科学博物館へも行きました。海中の生き物たちには、何故か惹かれるものがあります。その近くにあり、富士山世界文化遺産の構成資産・構成要素にもなっている三保の松原へも寄ってきました。富士市に該当するものの無いのがとても寂しい・・。

◇丸火自然公園では、この季節に、シュンランが蕾をつけていました。そして鎮守の森で初めてのムギランに出会いました。

【2月】

◇我慢しきれず、冬景色の丸火自然公園へ幾度か足を運びました。この季節だからこそ目に付くものもあります。

◇11日には、滝川土手の草刈を手伝いに行きました。

◇富士宮本宮浅間神社の池や伊東市大川でので野鳥観察も楽しかったです。

◇下旬になると、浮島ヶ原にノウルシの芽が出てきます。また、沼川の河津桜も開花して、いよいよ楽しみな季節がやってきます。

◇史跡探訪が滞っていましたので、甲斐武田の軍師山本勘助誕生の地を訪ねました。遠き時代に思いを馳せるのも楽しいものです。

【3月】

◇渓流釣り解禁のニュースを聞きながら、心は山歩きに・・。

◇田園地帯では、ノウルシの葉が色付き、ヒキノカサの花が咲き、土筆も見かけるようになって来ました。

◇コガネネコノメの生える森で、ヒメシャラの中に棲んでいるフクロウと出会いました。ここをフクロウの森と名付ける事にしました。

◇下旬には、我が家の河津桜も咲き始め、丸火自然公園では春蘭の花が咲きだしました。そして、富士根北中前のカタクリも、可憐な花を咲かせ始めました。

野山が賑やかになって、行きたいところばかりなのに、仕事が忙しくなって辛い日々が続きました。休日の待ち遠しかったこと・・。

2012年12月25日 (火)

春を待つハクモクレン

今朝は、いつもより霜柱が盛り上がっていました。萌の散歩も辛い時期です。

家の周りの植物観察が続きます。我が家のハクモクレンの登場です。

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真ん中の木が、ハクモクレンです。左は紅梅、右は柏の木です。父親が好きだったので、いろいろ植えてあります。剪定が大変・・。

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既に来年の準備が出来ていて、沢山の蕾が見えます。

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ズームすると、シルクのような防寒着が見えます。

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更にズームすると、二重の防寒着を纏っているものもあります。一つ目は脱ぎ始めたようです。

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歳月を経ると樹皮も荒れてきます。

【ハクモクレン】

モクレン科モクレン属。葉の出る前に一斉に花が咲いて、とても綺麗です。

ゲスト出演のキジバトです。

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ハクモクレンの下には、我が家に住み着いているキジバトがいました。他の野鳥には吠える萌が、何故かこの鳩にだけは吠えません。時々、自分の水を飲まれています。

2012年12月24日 (月)

ロウバイの花

この季節になると、そろそろロウバイの花が咲き出します。我が家のロウバイはどうだろう?

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葉が落ち、沢山の蕾が見えます。

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葉は、寒くなると一気に落ちます。この葉も、あと数日の運命だと思います。

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剪定痕のコブ。頑固そうな樹皮です。

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蕾をズームで・・。

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「あっ、開き始めている!」

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開初めの為か、まだ香りはしませんでした。蝋細工のような花です。

クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属。

前記事のニッケイは、クスノキ目クスノキ科ニッケイ属です。クスノキの仲間はみんないい香りがするようです。公害(焼却場)の臭気も消してくれると良いのですが・・。

フユイチゴとニッケイ(散歩道の杉林)

休日は、いつもより一時間遅れの朝散歩になります。懐中電灯を持たなくていいからです。

朝散歩のコースになっている杉林で、フユイチゴとニッケイの木を見つけました。

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暗いのでストロボ撮影。

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アップで・・。美味しそうな実でしょ?野趣溢れる味・・と書かれていました。美味しいですよ。

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ストロボ無しの方が、見た目と合っています。でも、ピンボケ

そして小さな木を見つけました。

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ヤブニッケイかと思ったのですが、葉が脈打っていない・・。

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葉を採って匂いを嗅ぐと、ニッケイの香りがしました。どこからか種が運ばれたようです。そういえば、ニッケイの実(種)をまだ見た事がありません。

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こちらは、我が家のニッケイです。先端部に若葉が見えています。今頃出るのが普通なのかな?

もう一つ興味あるものを・・。

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不逞の輩が切り取っていった杉の切り株です。切り取られてから何年か経ちます。上の部分が、磨いたようになっているでしょう?これは、野生動物が身体を擦りつけているのだと思います。赤外線カメラを仕掛けておけば面白いかも?

今日は、年賀状印刷で一日かかってしまいました。天気が良いのに、山歩きが出来ないので辛い・・。

ヒノキ林の探索③(赤渕川上流)

少し間が空いてしまいましたが、ヒノキ林で出会った植物の続きです。

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お気に入りのヒノキゴケ。見た目も綺麗で、手触りも良いです。

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お正月の飾りに使われるウラジロです。

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その名の通り、葉裏が白いのが特徴です。

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柊も生えていました。

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これは・・シソ科の植物の実かな?

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ツルリンドウです。

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ツチグリも見つけました。変わった形ですね。幼い頃描いた火星人みたい・・。

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これは、ミヤマシキミかツルシキミか?ツルシキミはミヤマシキミの変種だそうです。

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急勾配の林を戻る時、ヤマユリの枯れ姿を見つけました。ヒノキが小さかった頃は、辺り一面に生えていました。最近は、少なくなってしまいました。

2012年12月23日 (日)

赤渕川上流の様子

今日は休日出勤でした。場所は、御殿場市某所・・予報で言うほど寒くないと思っていたのですが、昼ころから急に冷え込んできました。毎年、年末まで休日出勤があります。全く因果な商売です。

と言う訳で、また週遅れの写真です。

赤渕川上流域の様子を見てください。

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こんな急勾配の林を歩いて川に降ります。

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やっと降りた川は、大きな岩だらけ・・。濡れていて滑るので、高巻きをしました。

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巨岩の渓谷が続きます。

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この日は水が流れていましたが、源流域を除いて枯れることの多い川です。

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また巨岩の障壁です。川を歩いて登るのは無理なので、また高巻きです。疲れます

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この辺りでも、常にこのくらい水があれば渓魚が生きていけるのですが・・。

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左岸を高巻きして登り、ここで右岸に渡りました。

※右岸とは、下流に向かって右側の事です。

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青く澄んだ水に見とれてしまいました。

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林の中から振り返って・・。手前の葉は、ヤブツバキです。この渓谷では、比較的多く見る事が出来ます。

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この辺りで、林内を登り車へ戻る事にしました。短い時間でしたが、青春時代に釣り歩いた渓流を思い出させてくれました。

さて、明日は年賀状を書かなければ・・。

2012年12月22日 (土)

外灯(LED灯と無電極灯)

冬は夕暮れが早いため、外灯の明かりを見る機会が多くなります。今迄は、外灯というと水銀灯が主流でした。ところが最近では、LEDランプが目に付くようになりました。

【LEDランプの外灯】

夕暮れを眺めていたら、あっという間に暗くなって、外灯が点灯し始めました。

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これはLEDの外灯です。思っていたよりずっと明るい・・。

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反対側から・・。

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コーナーも明るくなりました。

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水銀灯に比べてずっとスリムな照明器具です。撮影が日中ではなかったので、照明器具の詳細写真は撮れませんでした。

【無電極ランプの外灯】

こちらも変わった照明器具です。

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一見すると普通の水銀灯に見えますが・・。

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夜見ても同じく。ところが・・。

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中身はこんなです。左側の筒に巻いたコイルのようなものに右側のランプ型のカバー(中に水銀ガスが封入されていて、内壁には蛍光粉が塗布されている)を被せます。

これは、無電極灯といいます。左の装置で高周波の磁界を発生させると、ランプ型のカバー(ランプ)内に電界が発生します。その電界で放出された電子が水銀粒子に衝突すると紫外線を放出します。その紫外線が蛍光粉に当たって発光します(これは蛍光灯と同じ原理です)。

難しいですね。要は、従来のフィラメントに代わるものが左の装置です。フィラメントが無いため無電極ランプと呼ばれ、長寿命なランプとして水銀灯等の代わりに使用されています。

パナソニックのエバーライトがこの無電極灯にあたります。これは、かなり前に発売されました。

最近では、LED灯も無電極灯もコストの安い韓国製品や中国製品が多く使われています。これらを、輸入して販売するのには、経済産業省への届出が必要となります。また、国内で使用するためには、電気用品安全法に適合している必要があります。その証であるPSEマークが付いているか確認しましょう。不適合な製品も、かなり出回っているようです。気をつけましょう。

2012年12月21日 (金)

夕暮れ

少し前の事ですが・・。夕暮れ時の写真を撮ってみました。

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夕焼け空が、とても綺麗でした。

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少し位置を変えて・・。

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光を受ける雲も綺麗です。

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やがて太陽が沈み、外灯が点灯しました。寒い!

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向きを変えると、月が見えてきました。

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極細の三日月でした。

「冷え込んできたから帰ろう・・」

また、記事を書いてアップするのを忘れ、寝てしまいました。お疲れ気味のこの頃です。

2012年12月20日 (木)

ヒノキ林の探索②(赤渕川上流)

こういう薄暗い林内には、カンアオイ属が生えています。ここでも、幾つか生えていました。

【カンアオイ/カントウカンアオイ】

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小さな葉、左には更に小さな葉・・赤ちゃんカンアオイです。

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あっ、花が咲いている!

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面白い花ですね。花弁では無く萼片だそうです。

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虫に食べられたのでしょうか?

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綺麗な斑が印象的です。

【オトメアオイ?】

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丸みを帯びた葉や・・。

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細長い感じの葉もあります。斑も色々・・。

これは、みんなオトメアオイで良いのでしょうか?図鑑を見ていても、良く分かりません。ご存知の方、教えてください。

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鎮守の森にも群生していました。シクラメンの葉に似ている・・。

ウマノスズクサ科カンアオイ属。

2012年12月19日 (水)

甲斐犬萌の表情(12月)

散歩の後の萌は、家族の出勤を見送ってのんびりしています。

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この日は、お気に入りの布団が濡れていたので、地面に寝そべっていました。

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近づくと、緊張した顔でこちらを見ています。「悪戯好きな飼い主に、何かされるかもしれない!」

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真剣な目、白くなった口の周りをアップで・・。

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時々目線を逸らし・・。

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眠ったふりをします。

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良い顔つきになってきたでしょ?気弱で、甘えん坊で、我が儘でなければ、言うことはないのですが・・。悪いところばかり?でも、可愛い奴です。

2012年12月18日 (火)

ヒノキ林の探索①(赤渕川上流)

早朝まで降った雨で、林内はまだ湿っていました。

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赤渕側へ降りるヒノキ林の様子。地に這うツルは、冬イチゴです。

林床の植物に目を向けると・・。

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ヤブコウジの実が生っていました。赤い実は小さくても目につきます。

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小さなリンゴのようですね。ホームセンターの園芸コーナーでは、お正月用の寄せ植えに使われていました。

マクロレンズで・・。

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ストロボ撮影だとこんなになってしまいます。赤い実を撮るのは難しい・・。

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ストロボ無しだとピンボケしやすいし・・困ったものです。

隣には、トゲの付いた低木が生えていました。

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アリドオシの仲間で、ホソバニセジュズネノキです。大小交互につく葉が面白いですね。

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横顔。この木も赤い実を付けると思いますが、ここでは見つかりませんでした。

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ミツマタも生えていました。昔は、もっと沢山あったと思います。

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マクロレンズで撮影。植物たちは、早くから春の準備をしています。人間より段取りが早いようですね。

赤渕川上流域、ヒノキ林の探索・・まだ続きます。

2012年12月17日 (月)

アカシデに着生する野生ラン

鎮守の森の木には、いろいろな植物が居候(着生)しています。この記事では、アカシデの木に着生する野生ランを観察してみました。

【ムギラン】

ラン科マメヅタラン属。環境省第4次レッドリスト(平成24年版)で、準絶滅危惧種に指定されています。

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高いところに着生しているので、光学ズームを効かせてやっとそれと分かります。

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光学30倍。

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方向を変えて撮ってみました。

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こちらも光学30倍。

更にその下を見ると・・。

【ヨウラクラン】

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ヨウラクランが着生していました。

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こちらにも・・。

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低いところにも・・。白い紐のようなものは花柄です。

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接写。

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マクロレンズで・・。

【マメヅタ】

ウラボシ科マメヅタ属。ラン科ではなくシダの仲間ですが、友情出演です。どの木にも、沢山生えていました。

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木を覆うように着生しています。そっくりな植物で、ラン科のマメヅタランがあります。でも、ここではまだ見つけておりません。丸い葉を栄養葉と呼び、水分を蓄えているそうです。

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このヘラ形の葉が、胞子葉です。裏(下部)に胞子嚢郡が見えます。

鎮守の森も面白い!

2012年12月16日 (日)

オオバノトンボソウ?(赤渕川上流域)

選挙の後、鎮守の森の植物観察をしようと思ったのですが、当番の組がお正月のしめ縄作りなどをやっていました。仕方ないので、川沿いの林を歩く事にしました。

うす暗いヒノキの林内を歩いていると・・。

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20~30cmの植物の枯れ姿が目に入りました。「ホトトギスかな?」でも、良く見ると・・。

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「あっ、ラン科植物のようだ!」・・果実の形がウチョウランなどと似ています。

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株元の様子。幅広の葉が、数枚付いていました。

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更に接写。

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マクロレンズでストロボ撮影。茎が角張った植物です。

この植物は、オオバノトンボソウのようです。私は、まだオオバノトンボソウの花を見たことがありません。

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これは、以前修善寺某所で撮った写真です。この状態までは、幾度か見たことがあるのですが・・。来年は、花を見たいと思っています。早速、GPSに地点登録しました。近場でも、初めての出会いは沢山あります。

コケ・シダ②(愛鷹林道)

今週の休みは、なんとなく中途半端で終わってしまいまいました。今朝は、投票に行った後、少しだけ近くの川を覗きに行きました。昼食後は、テレビを見てボーッとしていて、あっという間に16時・・なんかもったいない気がします。

シダの仲間には、冬になると地上部の枯れるものと、そうでないものがあります。この記事では、双方を集めてみました。名前には自信がありません。間違っていたら教えてください。

【冬に枯れるタイプ】

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まだ茎には緑色が残っていますが、葉は枯れ始めていました。名前?分かりません

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羽ばたく鳥の翼のような胞子葉を発見!

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触ってみると結構硬いです。

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栄養葉は、枯れて横たわっていました。図鑑で見ると、オシダ科のイヌガンソクに似ている。

【冬に枯れないタイプ】

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これはオオバノイノモトソウかな?

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トラノオシダ。Web図鑑で見ると、この写真とは違う葉が載っていました。小さいものは「1回羽状複葉」で、大きなものは「2回羽状複葉」と書かれていました。私はこの小さいものの方で覚えたようです。

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この綺麗なシダは、シシガシラだと思います。「富士ひのきの森」から愛鷹林道に入り、高場所を目指す道筋では、前記事のヒカゲノカズラと共に沢山見る事が出来ます。

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こちらが胞子葉です。

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更に進むと、ヤブソテツ属が群生していました。

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「胞子嚢(のう)は、葉の裏に散在する」・・そうです。

【苦言】

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途中で見つけたこの切り株、どうやって作ったのでしょう?中で焚き火をしたようで、内側が焦げていました。

これは、林業を営む業者さんが作ったものだと思います(素人がここまでしないと思うので)。この近くの山林は、数年前に大きな山火事がありました。「愛林防火」気をつけて欲しいものです。

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これは、山芋を掘った跡です。中央に残った上部が見えています。掘った人は地主ではないと思います。地主なら埋めていきます。人が穴に落ちる事も考えられます。それに埋めておけば、また芋が伸びてきます。

弁当のゴミや空き缶なども、所々に捨ててありました。ゲートが有っても無くならない・・困ったものです。

2012年12月15日 (土)

コケ・シダ①(愛鷹林道)

湿り気のある林道沿いの土手には、いろいろなコケやシダが生えていました。

【トウゲシバ】

ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属。シダ植物。

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胞子嚢がついていました。

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接近。

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更に接近。同じく、ヒカゲノカズラ科のスギランと似た感じに、胞子嚢が付いています。

【ヒカゲノカズラ】

ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属。シダ植物。

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太古の植物のような感じですね。昔、金魚の産卵用に、池に入れた覚えがあります。

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胞子膿穂を見つけました。

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久々に、画家Phoshopに描いてもらいました。あっという間に描くところが凄い!

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こちらは古い胞子嚢です。幼い頃飲まされたカイニンソウ(海人草)を思い出します。歳が分かってしまいますね。

ところで、ヒカゲノカズラと入力して漢字変換すると、「石松」と出てきます。胞子を石松子(セキショウシ)と呼び、リンゴなどの人工受粉用の花粉の増量剤として使うそうです。

【ヒノキゴケ】

ヒノキゴケ科。

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綺麗で、触った感触も良いので、お気に入りのコケです。

【???】

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このコケも手触りが良いです。名前は、分かりません・・。

コケやシダもキノコ類と同じで、とっても難しいです。

アジサイ科三種(愛鷹林道)

この季節、愛鷹林道ではタマアジサイのドライフラワーを見る事が出来ます。ところが、ちょっと違うものを見つけました。

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タマアジサイは、綺麗なドライフラワーになっていました。

さらに進むと、まだドライフラワーになっていない花がありました。

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あれっ?なんか違う・・。

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数日前までは、葉も元気だったようです。これは植栽のアジサイだと思います。

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来年の準備も出来ているようです。

そして、もう一種類のアジサイ科の植物を発見。

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道路脇の大きな岩に這っていました。

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一枚の装飾花・・イワガラミです。

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装飾花を接写。

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富士山麓では、樹木に絡みつくイワガラミを見ますが、こちらはその名の通り岩に絡みついていました。

明日は、第46回衆議院議員選挙の日です。忘れず、投票に行きましょう。

2012年12月14日 (金)

クモキリソウ属とミヤマウズラ?(愛鷹林道)

明日は楽しみにしていた樹木調査でした。でも、雨予報のため中止になってしまいました。大人しく家の片付けでもしよう・・。

この記事では、愛鷹林道で見つけた野生ランと思われる二種類の植物を取り上げてみました。

【クモキリソウ属?】

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ホトトギスの果実(実)を撮っていると、これが目に入ってきました。「あっ、野生ランの実だ!」形からすると、クモキリソウの仲間のようです。

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接写。

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更に接写。莢を潰してみると、粉のような種が舞い落ちました。

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こちらにも・・。

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種が飛び散った後の莢を発見!

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拡大。

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根元には、球根が見えます。これはクモキリソウか、或いはジガバチソウか、それとも・・。来年確認する事にします。

【ミヤマウズラ】

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前記事の、キッコウハグマの隣に、この植物が生えていました。

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ミヤマウズラのようですが、近くの雑木林で見るものと少し違うような気もします。別の植物だろうか?

2012年12月13日 (木)

キッコウハグマとベニバナヒメイワカガミ?(愛鷹林道)

今日も寒い朝でした。萌の散歩も、たまにはサボりたいのですが、五月蝿くて・・。

林道沿いの植物観察、二番手はキッコウハグマとベニバナヒメイワカガミ(?)です。

【キッコウハグマ】

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林道の断崖で、ふんわり感のある綿毛を見つけました。

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株元を見ると、キッコウハグマでした。花の時期に来たかった・・。

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風が強くて、殆どピンボケになってしまいました

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拡大してみると、タンポポのような種が確認できます。

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亀甲白熊・・亀の甲羅模様のような葉と、白い風車のような花からこの名がついたのだろうか?

【ベニバナヒメイワカガミ?】

こちらは、紅葉したキッコウハグマかと思って近づくと・・。

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「あれっ、キッコウハグマじゃない!」・・これは、ベニバナヒメイワカガミではないでしょうか?

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葉の形が少し気になりますが・・。

ここは、ベニバナヒメイワカガミの群生する越前岳の断崖が見通せる場所になります。風に乗って種が飛んで来たのかもしれません。次回行った時、他にも生えていないか探索しようと思います。

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今年の五月下旬に撮った、越前岳のベニバナヒメイワカガミの花です。

ここでも増えてくれると嬉しい・・。

2012年12月12日 (水)

ツルリンドウ(愛鷹林道)

このところ寒い日が続きます。歳なので辛い。

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土手には霜柱が・・。

林道沿いの植物観察、一番手はツルリンドウです。

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遅咲きの花が、まだ残っていました。

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この寒さで、開かないまま枯れ姿になりそうです。

今年は、ツルリンドウの果実を、やっと見る事が出来ました。

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花弁の中から顔を出した果実。

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果実の先端には花柱が残っています。

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この林道沿いには、沢山生っていました。

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まだ元気な葉もありました。

友情出演で、リンドウの花の登場です。

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この微妙な色合いが良いですね。

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こちらは、枯れ姿になってしまったリンドウの花です。

この林道沿いは、季節を変えて探索すれば面白そうです。

愛鷹林道探索③

似た景色ばかりですが、もう少しお付き合いください。

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紅葉の盛りの季節に来てみたかった・・。

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いつかあの山頂にも登ってみたい。以前来た時はブルの道があったのですが・・。

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帰りの時間を考えて、ここで引き返しました。

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来年は、季節を変えて探索しようと思っています。面白そうな林道です。

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正面の山をズームで・・。

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至る所にこんな絶壁がありました。見上げてばかりで首が痛い・・。

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変わった岩を発見!

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スギやヒノキの林も良いですが、落葉広葉樹の林をもっと広げたいですね。我が家の放置山林も、落葉広葉樹に植え替えたいものです。でも、伐採費用が高いので、そのままになっています。放置山林の問題は、今のままの森林組合や行政では前進しないような気がします。

愛鷹林道探索②

この林道を初めて探索したのは、もう五年以上前になります。当時はゲートも無く、車で有る程度の所まで進入出来ました。

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枯れススキの中に見える緑の葉は何だろう?

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近づいてみると、スズタケでした。富士山麓では、スズタケの寿命が来て、枯れ姿ばかり目に付きます。でも、愛鷹山系では、ご覧のように青々としています。

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林道沿いの杉林。枝打ちされた幹が綺麗ですね。

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振り返ると、越前岳の山頂が見えています。

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ズームしてみました。ここから、種が飛来したのではないかと思える植物に、出会いました。後の記事で・・。

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進行方向左手は、このような絶壁が続きます。岩肌に生える苔の中にいろいろな植物が生えています。

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南側のパノラマ写真です。赤渕川は、この下を流れ駿河湾に注いでいます(下流域は、伏流していますが・・)。

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上の写真の右端には、富士山が見えるはずですが・・。この日は機嫌が悪く、裾しか見えませんでした。左手は、お正月の団子を飾るミズキです。

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もう一度振り返ってみました。寒いし、そろそろ戻ろうかと思い始めた所です。「でも、折角来たことだし昼迄に戻れるところまで行ってみよう!」と言うことで先へ進みました。

ゲートの無い時は、通り過ぎていた個所の観察が出来て、いろいろな植物と出会えました。

2012年12月11日 (火)

愛鷹林道探索①

日曜日は、とても寒い一日でした。午前中だけ、愛鷹林道を歩いてみました。

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赤渕川沿いの道を上ると、愛鷹林道との交差点に行き着きます。以前は無かったのですが、現在は3方向にゲートが作られています。扉のようなゲートは、赤渕川源流部への道になります。

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向かって左側(西側)は、勢子辻方面に通じています。以前の探索記事で見てください。

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そして、右側(東側)のゲートを進むと石井・須津川方面に通じています。この日は、こちらの道を歩いてみました。

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直ぐに、赤渕川にかかる呼子橋が見えてきます。少しだけ水が流れていました。

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少し歩いて西側を見ると、勢子辻方面に通じる道筋が見えてきます。

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平らな道が続きます。それにしても寒い!カメラを持つ指先が痛いくらいです。

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右手に富士市街が見えてきました。

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光学ズームを効かせて撮ってみました。

この特徴ある建物は、県営の静岡県富士水泳場です。

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少し位置を変えると、茶畑が見えます。

寒風が吹く中、さらに先へ進みました。

2012年12月10日 (月)

浮島ヶ原自然公園の植物(師走)

植物たちの枯れ姿と、春を待つ姿を観察してみました。

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これはミゾソバかな?

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これなんだろう?果実の莢は、ミズオトギリみたいだけど・・。

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こちらはヌマトラノオの果実です。

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イノコヅチの果実。衣服にくっついて困りものです。

そして、春を待つ姿。

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絶滅危惧種ヒキノカサ。花の季節とは、かなり違った姿です。

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可愛い葉でしょ?

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これも絶滅危惧種サワトラノオです。市指定の天然記念物になるかも?

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サワトラノオの赤ちゃん。

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セリの葉です。

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これは・・ナヨナヨワスレナグサの赤ちゃんかな?

手ブレ以上の風ブレで、みんなピンボケになってしまいました

2012年12月 9日 (日)

ゴキヅル(浮島ヶ原自然公園近く)

この植物を初めて見たのは、浮島ヶ原自然公園内でした(それ以外では、まだ見たことがありませんでした)。

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土曜に、初めて園外で見つけました。しかも、今頃青々とした実が生っていました(園内では、10月半ばに見ました)。

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見てください。鈴生りです。

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漢字では「合器蔓」と書きます。軽く触ると、真ん中辺りの境目で割れます。二つの器が合わさっている様子から、この名が付いたそうです。面白いでしょ?

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左は割れて上の器だけ残っています。

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上の器と中の様子。ドングリの殻斗(かくと)みたいですね。

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種はこのように二つ入っています。

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左が上の器、右が下の器。この時期は、手で摘んだだけで簡単に割れます。

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葉もまだまだ元気です。どうなっているのでしょう?でも、お陰でじっくり観察する事が出来ました(12月8日撮影)。

浮島ヶ原自然公園の生き物②

風の強い日でしたが、野鳥もカメラに収めることができました。

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柳の木に止まっていたのは、ツグミでした。

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こちらを向いた!顔の感じが、ちょっとホオジロに似ています。

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園内ではありませんが・・。こちらは、河津桜の木に止まったホオジロです。枝が邪魔ですね。

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隣の調整池には、アオサギとダイサギがいました。でも、アオサギは、車に驚いて彼方へ飛んで行ってしまいました

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舞戻って来たダイサギ。いつ見ても変な首・・。

撮れた写真はこれだけでした。山歩きは寒いし、そろそろ下界の野鳥観察に切り替えようかな・・。

浮島ヶ原自然公園の生き物①

木道で出会った、カマキリとバッタの観察です。

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この日出会った唯一のカマキリです。カメラを向けると、ガンを飛ばされました

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今頃生き残っているとすると、産卵を終えたメスだろうか(オスは食べられてしまうとか・・)?

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「蟷螂拳横睨みの構え」・・睨みだけで、相手を威圧しています。かなりの達人です。

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木道では、何匹ものバッタが日向ぼっこしていました。

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やがて来る時を、静かに待っているかのようでした。

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こちらはオシドリ夫婦です。下がメスで上がオスだそうです。バッタのオスは楽チンで良いですね。

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私の事がどんなふうに写っているのでしょう?

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カマキリの卵。

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この徳利のようなものはクモの巣かな?

次は野鳥の観察です。

2012年12月 8日 (土)

師走の浮島ヶ原自然公園

今日は風の強い一日でした。休日でしたが、仕事関係の書類を届けに下界へ下りました。用事を済ませてから、久々に浮島ヶ原自然公園に寄ってみました。

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富士山、愛鷹連邦、管理棟のパノラマ写真です。

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もう少し縮めて・・。

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新東名の橋脚も、故郷の景色の一部になりました。

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木道にはみ出していたシロバナサクラタデ、アキノウナギツカミ、ミゾソバなどは枯れ姿となっていました。

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すっきりした木道。季節になれば、左側辺りでサワトラノオの花を見る事が出来ます。

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ヤナギの木には、ツグミがとまっていました。台風で、かなり倒れてしまいましたが、無ければ寂しい・・。これはタチヤナギ?

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刈り取られた葦。この日も刈り取り作業をしていました。強風の中お疲れ様です。

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この場所に似つかわしくない赤い旗・・何だろう?近づいて見ると、「自然環境保全ネットワーク」と書かれた旗でした。事業内容に「浮島ヶ原自然公園の保全事業」が含まれていました。草刈りの作業中表示かな?

いろいろな団体がこの公園にかかわっているようです。私?見学するだけ・・

2012年12月 7日 (金)

スギランの病気?

全国で1、000株くらいしか確認されていないというスギラン(シダ植物)・・少し心配な事があります。

【8月19日】

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今夏、様子見に行った時から気になっていました。中央付近に、枯れ始めたような所が見えます。

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ズームしてみました。そして、着生している木の根元を見ると・・。

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数本の枝が落ちていました。右端が腐敗しています。

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先端部が腐敗しているものもありました。気候の影響か、それとも病気になったのか?

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こちらには、胞子膿らしいものが確認できます。落下していたために、こんなに間近で見る事が出来ました。

【12月1日】

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枯れが進んでいるような気がします。

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枝の途中から、根の出るタイプの植物ではないようです。この部分も、いずれは上の写真のように落ちてしまうと思います。この日も一本の枝が落ちていました。

スギランは、とても成長の遅い植物だそうです。再生するより、枯れていくほうが早いのかも?心配です。

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こちらは、新たに発見した株です。上に比べると、短めの枝に見えます。まだ若木の部類に入るのかもしれません(11月25日撮影)。

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別の日(12月1日)に撮影。

全国的にも希なこの植物が、いつまでも無事でいてほしいと願っています。

2012年12月 6日 (木)

枯れ尾花

「枯れ尾花」・・光を浴びたススキの穂が、とても綺麗でした。

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風になびくススキの穂は、冬に咲く花のようです。

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風の強い一日でした。

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御殿場口で見たこの穂(イネ科)は何というのだろう?冬枯れの景色の中で、とても目を惹きました。

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綺麗でしょ?ノギが見えるからススキ属?下界のチガヤにも似ている・・。

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ご存知の方教えてください。

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この頑固そうな穂は、チカラシバかな?

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これはエノコログサ(ネコジャラシ)の仲間。

緑の少ないこの季節は、枯れ尾花の風情を味わうのも良いものです。

2012年12月 5日 (水)

赤い葉

車中から見えた蔓性の植物・・何だろう?

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赤い葉が、とても目を惹きました。

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ズームで撮影。ヤマブドウかそれともエビヅルか?でも、葉裏に毛が生えていない・・。

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それともツタ?

ご存知の方教えてください。

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こちらはエビヅルだと思います。

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これは、ボタンヅルかな?

緑の中の赤い葉は、まるで花のようです。

2012年12月 4日 (火)

カラスウリの果実と種

もう、落ちてしまったと思っていた、カラスウリの果実が残っていました。

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いつも見るものより、少しスリムな体型です。

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綺麗な色ですね。

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大きめな果実もあれば・・。

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まだ赤くなっていない果実もありました。

ところで、カラスウリの種をご覧になった事がありますか?以前撮った写真ですが・・。

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こんな「打ち出の小槌」のような形をしています。

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そして暫らく置くと、変色して来ます。「黄金の小槌」・・ちょっと無理があるかな?

趣味の果樹畑に生えるカラスウリの観察でした。

柑橘系いろいろ

山歩きばかりして、放ったらかしの果樹畑ですが、柑橘系も実を生らせていました。

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沖縄生まれのシークワーサー。毎年、沢山の実をつけてくれます。思ったより、寒さに強いようです。

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こちらはハナユズです。今年は、例年より少なめかな?

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キンカンも沢山生りました。酸っぱい!

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青島ミカンは、とてもいい香りがしていました。

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「食べたのは誰だ!」・・野鳥に食べられたようです。ツグミか、ムクドリか?

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今年初めて生った実。名前が分からなくなってしまいました

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こちらも・・。上とは別種だという事だけ覚えています。

もっといろいろ植えてみようと思います。たぶん放ったらかしだと思いますけど・・

2012年12月 3日 (月)

キウイフルーツの収穫

日曜日は、防災訓練の後、キウイフルーツを収穫しました。今年は沢山生って、コンテナに二箱採れました。でも、摘果しないので小粒ばかりです

【タイプ①】

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卵形の果実です。素手で掴むと毛が痛い!

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重みで枝が折れそうでした。

【タイプ②】

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こちらは丸い果実です。中の色は、後日比べてみます。

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上のタイプより表面の毛が痛くありません。

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これなんか梨のようでしょ?本物の梨は、数個結実したのですが、小さな内に落ちてしまいました

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葉の付け根。

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来年の準備が出来ているようです。

キウイフルーツは、雌雄異株なので、以前はサルナシで受粉していました。昨年、雄木を植えたところずっと沢山生りました。こんなに効果があるとは・・驚きです。アケビも自家受粉を嫌うと聞いて、別の木を植えたところ翌年から急に生り始めました。趣味の果樹栽培は、収穫の楽しみもありますが、いろいろ学べて面白いです。

西臼塚の植物観察②

苔に覆われた木の根っこに注目すると・・。

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髪の毛のようなものが生えていました。

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これは、「山姥の髪の毛」と呼ばれていて、キノコの菌糸が束になったものだそうです。Web図鑑には、根状菌糸束と書かれていました。根状菌糸束を作るのは、ホウライタケ、ナラタケ、マメザヤタケ属等があり、これを伸ばして縄張りを広げるそうです。エイリアンのような奴ですね。

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少し日照の良い所に出ました。ここには、メギの木が沢山生えていました。

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赤い実がとても綺麗です。

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拡大。マクロレンズでも、いっぱい撮ったのに・・。CFカードめ!

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ヒノキの林に差し掛かったところで、雹が降って来ました。ここから先は、次の機会に探索しようと思っています。

葉をつけたミツマタを良く見ると、シルクのような光沢の蕾が春を待っていました。

2012年12月 2日 (日)

西臼塚の植物観察①

CFカードの不具合で失われたEOSのデーターを除く、植物観察の写真を集めてみました。

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倒木には、カワラタケがびっしり生えていました。

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カワラタケとカイガラタケの見分け方を、一つ学びました。カワラタケは、裏側がヒダではなく、スポンジのような小さな穴が開いています。

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落葉した林内では、このオニシバリも目立ちます。良く見ると、蕾を持っていました。

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この木には、沢山のヤドリギが付いていました。何か可愛そう・・。

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ズームすると、薄黄色の果実が確認出来ます。

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針葉樹の枝に着生した苔は、深山の雰囲気を漂わせています。

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林床に目をやると、落ち葉の間からミヤマハコベが顔を覗かせていました。この他にも、ユリワサビやヤマエンゴサク等の葉も確認出来ました。来春へ思いを馳せながら先へ進みました。

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静かな林内に、戸を叩くような音が響いていました。音の主が、この穴をあけたのだろうか?

防災訓練②

次に、放水の訓練を行いました。

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この時は一本のホースでしたが、実際の消火では数本接続される事になります。バルブの操作者とノズル持ちの人との連絡が取れるように、中継(連絡係)も必要になります。

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放水訓練には、中学生も参加。積極的に参加する姿勢が大切ですね。

放水訓練が終り、消火水槽などの設置場所を確認して歩きました。

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地下式消火栓ハンドホールの蓋。富士市では、かぐや姫がデザインされています。

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こちらは防火水槽です。上の消火栓と違い、ポンプ車を使って放水します。

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消火器の場所も、知っておく必要があります。町内の有資格者(消防設備士乙種6類)が定期的に点検してくれています。

最後に本部に戻り、可搬式消火ポンプで放水訓練を行いました(台数が無いので、担当組の訓練を見学)。

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比較的単純な操作ですが(普段やり慣れないので)、いざという時に間誤付かないように、訓練が必要だと思います。

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富士市から、担当職員さんが巡視に見えました。参加者の皆様、お疲れさまでした。

防災訓練①

今日は防災訓練でした。

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寒い朝でしたが、大勢参加してくれました。

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我が組は、地下式消火栓の使い方を練習しました。

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まず、慣れた人にハンドホールの蓋の開け方を実演してもらいました。

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ハンドホールを開けるには、この工具が必要になります。地下式消火栓ハンドルまたはレンチと呼ぶそうです。

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いざという時に、操作する可能性の高い主婦も挑戦。蓋を手前に引き上げて、捲るのではなく回します。

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実際にやって見ると、なかなか難しいものです。慣れる事が大切ですね。

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お姉さんの主婦も挑戦。いざという時は、主婦が一番頼りになるのかも?

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ハンドルは、蓋の開閉だけでなく、バルブの開閉にも使います。送水口にスタンドパイプを取り付けてホースを接続します。

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ハンドルで、消火栓のバルブを開く前に、給水本管のバルブ開閉をする必要があります(荷札のところのハンドルが、上を向いて「開」)。・・知りませんでした

2012年12月 1日 (土)

ブナの木(西臼塚)

Wdsc04059遊歩道を歩かず、普段歩く事の無い林内を進みました。

そしてまた遊歩道に戻ると、このブナの木が見えて来ました。

ここを訪れる人たちの間では、キリンの木と呼ばれています。

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面白い形でしょ?どうしてこんな風になったのでしょう?

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重みのかかる方を支える根は、まるで岩のようです。

キリンの木にお別れして、更に進むと・・。

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ブナの広場に出ます。

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ブナ広場の教室。9月の観察会では、ここで講義を受けました。

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少し傾いたブナ。

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野鳥の水飲み場があります。

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これは、重なった根が癒着したものです。

仕事関係で親交のあった故人が、ブナの盆栽の根元に穴をあけ、そこに別の根を差し込んで、接ぎ木していたのを思い出しました。くっ付き易い木なのかな?

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こちらの木は何かを巻いたように見えます。

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着生していた地衣類を接写してみました。

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頭上を見上げると、細枝に苔が着生していました。ブナの巨木には、いろいろな植物が居候しています。

愛鷹山系で見るブナは、この季節も葉を付けたものが多いのに、これらの巨木は殆ど落ちていました。巨木は落葉が早いのかな?

雹(西臼塚)

今日から12月・・今年もあっという間に、最終月となってしまいました。二度目の突貫工事は、11月末で無事検査が終了しました。お陰で今日は休みでしたので、9時頃~12時までの間山歩きをして来ました。

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行き先は、富士山南麓西臼塚です。予報では、天気が良いはずでしたが、曇り空で始まり、途中から雹(ヒョウ)が降って来ました。山の神様は、御機嫌が悪かったようです。

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融けない内に、と思って撮って見ました。私には珍しいので・・。

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オオイタヤメイゲツの落ち葉の上にも・・。

直ぐ止むだろうと思っていると、土砂降りの雨が雹になったような感じで、音を立てて降って来ました。「早く帰ろう!」

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針葉樹林内の遊歩道も白くなって、止むどころではなく、ますます激しく降って来ました。

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雨と違い、遊歩道を外れて林内を歩いても変わりません。仕方なく、雨具を着る事にしました。

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あっという間にこんなになってしまいました。一番上の写真を撮ってから、僅か十分くらいの間です。

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落ち葉の隙間が埋まってこの状態です。

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ヒノキの枝に積もった雹。

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雹の積もった様子。これも積雪と言うのだろうか?積雹・・?

この日は、EOS入門機のCFカード(東芝製)が、また不具合を起こしてデーターはNGになってしまいました。「泣きっ面に蜂」の半日でした。午後は畑に行って来ました。疲れました・・。

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