コイチヨウランとイチヨウラン(富士山)
【コイチヨウラン】
針葉樹林内を探索していて、小さな果実を見つけました。イチヤクソウかと思ってカメラを向けると・・。
薄暗くて上手く撮れない・・。
撮影モードを変えて。
野生ランの果実のようです。何だろう?
株元を見ると、小さな葉が沢山生えていました。鹿のフンより小さい・・。
何となく見覚えがあります。御殿場口で観察した、コイチヨウランの葉に似ています。違っていたら教えてください。
マクロレンズでも撮ってみました。ストロボ無しではピンボケしてしまいます。
触れてみると、果実の割れ目から粉のような種子が舞い落ちました。
各々一枚葉です。
此処では、1m角くらいの場所に100枚を優に超える葉が確認出来ました。早速GPSに地点登録をしました。衛星電波の受信状況が良く、誤差3mが表示されていました。GPSが無ければ、この小さな葉の集団と再会できる可能性は殆ど無くなります。
【不明の植物】→イチヨウラン
その隣に不明の植物が生えていました。
イチヨウランかと思ったのですが、ちょっと様子が違うような気もします。
大きな葉は、こんな葉脈の模様が目立ちます。この植物は何でしょう?ご存知の方教えてください。標高2,100~2,200mの針葉樹林内です。
イチヨウランだったら面白いですね。コイチヨウランとイチヨウランが隣同士に生えていた事になります。
→この葉は、後日イチヨウランである事が分かりました。晩秋に葉が更新し、蕾を持って越冬します。深山の野生ランは面白いです。
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