コハクラン
今日は、シテンクモキリの種を確認したくて、亜高山帯へ行って来ました。最初は、登山道を歩いていたご夫婦と、ご一緒させていただきました。このところ独り歩きが多かったので、とても楽しかったです。途中でお別れをして、今迄入った事の無い針葉樹林内に入りました。
ここも倒木が多く、荒れていました。でも、久々に味わう針葉樹の香りが心地よかったです。
コケが多い場所で、カニコウモリの花が目に付きました。そして、咲き残りのコバノイチヤクソウの花を撮りました。するとその横に・・。
見慣れない植物が生えていました(中央付近の白い葉のところ)。
シュロのような一枚葉・・以前聞いた特徴が、脳裏に浮かびます。まさか、これは?!
反対からも・・。
こういう暗いところの苦手な、EOS+マクロレンズでも撮ってみました。
葉の接写。サイハイランの葉にも似た感じです。
「狭披針形で縦縞があり、主脈は白い・・」Web図鑑に書かれた、この特徴と合っています。もしかしたら、この植物はコハクランではないでしょうか?ご存知の方教えてください。→コハクランだそうです。Kさん、Yさん有難うございました。
【コハクラン】平成24年版環境省第4次レッドリスト:滅危惧ⅠA類(CR)・・ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種。都道府県別分布状況では、山梨県と長野県のみ生育となっていました。
更にそこから数メートル離れた所には、今年幾度か出会ったイチヨウランの葉が10枚ほど確認出来ました。そしてこの場所は、ある目印になるものがあり、次回探索でも迷う事はないと思います。
林内に入って、僅か15分後の出会いでした。山の神様、今日も有難う!
※コハクランと教えて頂き、タイトルを変更しました。
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