アリドオシラン①(富士山南面)
この植物を少し前に見つけて、アリドオシランだと教えて頂きました。発見時は、蕾でしたので、花の様子を見に行って来ました。この記事の写真は、Sony DSC-HX100Vで撮りました(撮影日:8月12日)。
【第一の場所】
ここで見つけた株の葉には、ご覧のような斑が入っていました。Web図鑑には、このような斑入りの写真が見つかりませんでした。でも、再検索するとそっくりな写真がありました。それもそのはずで、なんと私のブログ写真でした
。

これでも一応咲いているんです。控えめな性格の花ですね。コケや堆積した針葉樹の葉の中に生えていました。
無理やりトリミング・・なんとか花の形が分かるでしょ?
【第二の場所】
上の場所から、20mくらい下った所で発見しました。
こちらの葉は、葉脈の部分が薄い斑のようにも見えますが、上の株とは明らかに違います。Web図鑑で見るのは、こちらの方です。
辺りを見回すと、数メートル離れてまた発見!
横顔。
この野生ランは、葉も花もとても小さくて、側に行っても気付く確率はとても低いと思います。この季節だけ、運が良ければ白い花を手掛かりに、見つける事が出来るかもしれません。そういう意味では、前回の探索の大きな成果でした。
ところで、この野生ランが絶滅危惧種なのか検索してみました。環境省カテゴリでは絶滅危惧種になっておりません。隣の山梨県や神奈川県では、絶滅危惧種Ⅰ類に指定されています。静岡県は、その他になっています。調査報告が無いという事かな?
« ミヤマハナワラビ(富士山南面) | トップページ | アリドオシラン②(富士山南面) »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「野生蘭」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- 晩秋の着生ラン(2020.11.28)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)









コメント