サカネランとムヨウラン
また地味な花の登場です。昨年初めて見たサカネランを、今年も見たいと思っていました。情報を頂き、数週間遅れで行って来ました。花は傷んでいましたが、今年も見る事が出来て良かったです。
【サカネラン】
接写してみました。これがみんな結実するのだろうか?腐生植物なので、適した菌糸類などが無いと育たないそうです。それだけに、なかなか見る事の出来ない植物です。
【ムヨウラン】
こちらも暗いところの好きな植物です。それでもこの株は、まだ明るい方に生えていました。
こちらはストロボ無しでは撮れません。
何故か花柄の捻くれたムヨウランです。
こんな感じで、花がろくに開きません。昨年も同じような状態で、花弁が腐ってしまいました。でも、下のような種を付けていました。自家受粉したのでしょうか?
こちらが種です。他の腐生ランに比べて固い鞘の中に収まっています。この鞘はこうして花の季節まで残っています。また、毎年同じ所に生えるとは限らないようで、昨年と数十センチ離れたところに生えていました。。
【ヒメムヨウラン】
ムヨウランと名が付くのに、上のムヨウランとはかなり違っていますね。これは、一番最初に登場したサカネランの仲間だそうです。紛らわしいでしょ?
地味な花も色々観察すると面白いです。
場所は違いますが、昨年サカネランを見た時も、アサギマダラに会いました。そしてこの日も、小雨降る中を一匹のアサギマダラが飛んで来ました。山の神様の御使いかな?
« 浮島ヶ原自然公園の植物② | トップページ | キヌタソウとクサタチバナ »
「腐生植物」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
- ヤツシロラン類根状器官の様子(2020.10.04)
- 散歩道のクロヤツシロラン(2020.10.03)
「野生蘭」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- 晩秋の着生ラン(2020.11.28)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
やまぼうしさん、お早うございます。
そうです。有難うございました。
あんなに分かりやすい所に生えているとは・・。
あの場所は、レンゲショウマの咲く時期くらいしか行きませんでした。
周辺の山々の探索も面白そうですね。
また行ってみようと思っています。
投稿: やまぶどう | 2012年7月 3日 (火) 07時14分
こんばんは!
このサカネランはあの場所のサカネラン、ですよね?
1ヶ月過ぎても健在で良かったです。
花後の様子が見られて嬉しいです。
投稿: やまぼうし | 2012年7月 2日 (月) 21時45分