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今日は、仕事にはもったいないような天気でした。こういう日の休日出勤はとっても辛い!その上、気を使う仕事で、とても疲れました。
今日の記事は、樹上に生える多肉植物の仲間「アオベンケイ」の観察です。ベンケイの名が付くようにベンケイソウ科の植物です。園芸店で見かけるヒダカミセバヤ等と同じ科になるそうです。
種が舞い降りて、倒木の苔の中から姿を見せているアオベンケイの子苗です。悪い小父さんに見つかっていないようです。良かった・・。
こちらは、倒木の下側に生えた子苗です。次は、光学ズームで樹上の株を観察してみました。
手持ち光学30倍ズームです。
樹上の居候、友情出演です。
イワギボウシの葉も、姿を見せてくれました。
ついでに、足元に生えていたイワセントウソウ。この辺りでは、各所で目にする事が出来ます。
今年は、もう会いに行けないと思っていたイチヨウランに、また会う事が出来ました。
こちらは、うな垂れ始めた花。
別の場所では、更にうな垂れた花を見つけました。
良く見ると、こんな姿で落ちていました。葉がちぎられている!悪い小父さんなら他の株も無くなっているはず・・。シカか何かに食べられ引き抜かれたようです。穴を掘ってそっと埋めておきました。
更に探索していると、足元にこんな葉の塊がありました。イチヨウランです。数えると9枚の葉が確認出来ました。今年は、この辺りで開花株を11本も見つけました。株数では30本を超すと思います。「山麓でも稀」な野生ランをこんなに沢山見つける事が出来て幸せです。いつまでも無事でいてほしいと願いながら、秘密の場所を後にしました。
梅雨に入り、キノコの姿も目に付くようになって来ました。今日の記事では、倒木に生えるサルノコシカケ→マンネンタケの仲間を観察してみました。
【6月16日撮影】
どうも、サルノコシカケ→マンネンタケのようです。
だんだんサルノコシカケ→マンネンタケらしくなって来ました。水分を吸い込んだから、成長が早いのかな?
こちらは、何かに食べられている。ナメクジかカタツムリか?
次もキノコの観察です。ちょっと変わったキノコも登場します。
※私はずっとサルノコシカケとマンネンタケは同じ仲間(サルノコシカケ科)だと思っていました。bbhouseさんのコメントで検索したところ、双方は別の科に区別されるようですので訂正しました。
モミやツガに生えるマンネンタケをツガのマンネンタケというそうですが、これは針葉樹林帯の倒木に生えていました。ツガノマンネンタケだろうか?
薄暗い林内でも、ゆっくり観察して歩くといろいろな植物の蕾や花を観察する事が出来ます。
【ズダヤクシュ】
ヒョロっとした感じの茎の先端に、花かと思ったら実が生っていました。
以前来た時は、このような花が咲いていました。(6月16日撮影)
この辺りでは、一部にしか生えていませんが、もう少し標高が上がると沢山見る事が出来ます。左下の株元付近から伸びているのは蕾ではありません。別の植物の赤ちゃんです。
マルバノイチヤクソウというのもあるそうです。図鑑で見るとそっくりですが、コバノイチヤクソウは、亜高山帯の針葉樹林内に生え、マルバノイチヤクソウは、山地帯の林内に生えると書かれています。この辺りが分布の境になるようです。
コバノイチヤクソウは、この写真のように「萼片が三角形で先が尖る」そうです。イチヤクソウも、色々あって面白いです。(6月24日撮影)
今年は、樹上に居候するヤシャビシャク(絶滅危惧種Ⅱ類)の花を見逃してしまいました。もう果実が膨らんできていました。残念・・。
【ヤシャビシャク】
果実には、沢山の毛が生えています。良く見ると、葉柄や葉の一部にも毛が見受けられます。
ストロボ発光で撮ってみました。
ヤシャビシャクは、スグリの仲間だそうです。そこで、趣味の果樹畑に植えてあるスグリの実を集めてみました。熟すと良い香りがするそうですが、まだ確認した事はありません。
クロスグリは、カシスとも呼ばれるそうです。
こちらは、フサスグリとも呼ばれるそうです。透明感のある赤色の綺麗な実です。
スグリはジャムなどにするそうですが、我が家ではまだまだ小さな木で、少ししか実が生りません。
ところで、ヤシャビシャクに毛が多いのはどうしてでしょう?熟して落下する時に、樹上の苔に摑まりやすいようにかな?実生で発芽させることも可能だそうですが、自生地では地面に生えている株は殆ど見かけません。標高1,700mくらいのこの場所では、地上で育つのは難しいようです。
今日は町内の会合がありました。終了して、自宅に着いたのが10時半頃でしたので、どうしようか迷いましたが、少しだけ富士山麓の探索に行って来ました。午後からは、趣味の野菜畑の草取りをしました。まだまだ、とらなければならないのに少しやったら腰が痛い・・。
隣にある趣味の果樹畑の様子です。
【キウイフルーツ】
何種類か植えてありますが、品種名が分からなくなってしまいました。今年も実生りが良い!摘果しないといけないのかな?
上の二つに比べて丸い。
野生のキウイ、サルナシです。盆栽を地植えしたのと挿木したものです。沢山生って楽しみです。
ミツバアケビとゴヨウアケビを撮ったつもりだったのですが・・。
こちらは黄桃の双子。
一番山歩きしたい7月は、休日出勤と町内の仕事が詰まっています。頭の痛い事です。代休が取れると良いのですが・・。
野生ランの花が、色々見られる季節になりました。この時期、山歩き出来ないとストレスが溜まります。
【クモキリソウ】
ベニバナヤマシャクヤクの咲く、山林に生えていたこの野生ランは、クモキリソウだと思います。
こちらの株は、12個の花を付けていました(真ん中の葉の裏にも1個)。
昨年は、小雨降る中、急勾配の山に登って見ました。今年は、ずっと楽な場所です。
この林の中で増えていってくれ!山に登れなくなっても見る事が出来るように・・。
何を撮ったのかって?良く見てください。ヒトツボクロの葉の横顔です。
どちらかと言うと、日照の少ない場所が好みのようです。でも、中には・・。
こんな日当たりの良い場所に、生えている株もありました。開発による被害者かな?
アップで撮って見ました。「アブラムシが集っている・・」。アブラムシは、蘭にとって大敵のウィルス病を媒介します。思い切り息を吸って吹き飛ばしてやりました。
(全て2012年6月10日撮影)
今日は、散髪に行き、Mic(ミニキャブ)を車検に出しました。それから少し家の周りの草取りをしましたので、山歩きは無し・・。
そういう訳で、一週間前に撮った写真の登場です。
【ヒメムヨウラン】ラン科サカネラン属。腐生植物です。
クルマバツクバネソウが導いてくれた場所で、ヒメムヨウランを見つけました。これは、まだ蕾の状態です。
結構大きな株です。色黒の二人組です。
こちらは、ちょっと色白。
もっと色白。
ずっと色白。まだ蕾です。
咲いていました。花が黄色く見えます。
花を拡大。
アリのような虫が集っていました。
私の自然観察は、基本的に週一・二回(半日ずつ)です。場合によっては、休日出勤があるので、二週間以上行けない事もあります。それで、一週間分の写真を約半日でまとめ撮りしています。ですから、週遅れで登場する事も多々あります。今後は、記事に撮影日を入れる事にしました。
(2012年6月16日AM撮影)
最近では、ミラーレス一眼が人気のようです。我が家にも望遠鏡(BORG)とコンビを組んでいるNEX-5(SONY)があります。たまには連れ出してやろうと思って、イチヨウランの観察に同行させました(写真は、Photoshopで加工してあります)。
花も咲き始めに比べると、上の萼片が万歳しているようになっています。
隣に生えていたイワセントウソウです。繊細な感じを気に入っています。
ミラーレス一眼は、軽くて良いと思います。でも、正直この機種に関しては、いろいろ改良すべき点があると思います。専用のマクロレンズで撮りましたが、EOSの入門機+中古のマクロレンズ(手ブレ機能無し)の方が、ずっとピントが合わせ易いです。それにAFで撮っても、色合いなどが不自然に写る事が多く、DSC-HX100V(SONY)で撮った方が、素人の私には向いているように思います。
でも、BORGとコンビを組んだ時は、逆にその能力を発揮してくれます。人間と同じように適材適所の配置を考えた方が良いようです。
先週の土曜に、小雨降る中を富士山南麓へイチヨウランの花を確認に行ってきました。その時見つけたクルマバツクバネソウの観察です。私の探索範囲では、なかなか出会うことがありません。
倒木の脇にひっそりと咲いていました。左横に生えているのは、カニコウモリです。
普通のツクバネソウに比べて、外花被片が大きく目立ちます。中央にある子房が黒いのも特徴のようです。図鑑には、葉が6~8枚と書かれていましたが、この株は5枚でした。
横顔。ちょっと見にくいですが、外花被片の下に糸状の内花被片がついています。これも、普通のツクバネソウには無い特徴のようです。
背景ボカシを聞かせて撮ってみました。
こうしてじっくり見ると、面白い花ですね。
普通のツクバネソウはこちらで見てください(→越前岳のツクバネソウ)。
昨年は、クルマバツクバネソウを見つけた直ぐ横で、イチヨウランらしき葉を発見しました。そしてこの日、同じように新たに2本のイチヨウランの花を発見しました。その横には、ヒメムヨウランが沢山生えていました。クルマバツクバネソウは、山の神様のメッセージのようです。
今夜は暴風雨の中帰宅しました。途中、道路工事の標識が道を転がっていました。固定してなかったようです。危ないですね。
ベニバナヤマシャクヤクの花を、もう少し見てください。SONY DSC-HX100Vで撮りました。
全体の雰囲気はこんな感じです。(白花の)ヤマシャクヤクに比べると、かなり長身です。本来の生育場所より、少し日照が少ないかな?
花弁がますます開いて来ました。
更に接近・・。この状態を見て、なぜかヒマラヤンブルーのメコノプシス・ベトキニフォリアを思いだしました。
とにかく花を見る事が出来て良かった・・。台風で、この花は散ってしまうと思いますが、他の株は無事でいてほしい!
前記事の花より、もっと開いた株を求めて林内を探索しました。でも、他に開花した株は見つかりませんでした。そこで、別れを告げに戻ってみると・・。
「あっ!!開いている!」
気温の上昇によるものなのか、風に促されたのか、先ほど見た花が更に開いていました。山の神様有難う!
上から・・。
実は、確認したい事があったのです。図鑑に「メシベの柱頭は長くて巻く」或いは「先が強く巻き込む」と書かれています。
確かに、ヤマシャクヤクに比べて、長くて強く巻き込んでいます。
紅色の花を付けるものでも、ベニバナヤマシャクヤクではなく(白花の)ヤマシャクヤクの変異種があるそうです。判定はメシベの柱頭で行うのが確実なようです。
メシベの柱頭も確認出来たし、これで私が見た花はベニバナヤマシャクヤクで間違いないと思います。
初めての花に出会えた感動と共に、この植物の観察を通して、図鑑には書かれていないいろいろな事を学びました。有難うございました。
いっぱい写真を撮りましたので、もう少しお付き合いください。④へ続きます。
「何としても花を見たい!」その一念で通い始めて、3週目になります。「先週の様子からして、もう一週くらい先かな?」
2週目に見つけた自生地の株を見に行きました。少し近いので・・。
そして、長身の美人4姉妹の所へ行くと・・。
葉付きの萼片だけでなく、他も捲れ始めていました。
4姉妹は、来週開花を見る事が出来そうです。
ここの方が日照が良いので、少し遠い1週目に見つけた自生地を見に行くのを、止めようと思ったのですが・・。
山の神様は、私に語りかけて来ました。「ここまで来て帰るのか?来週必ず来れるのか?」・・と言う事で、1週目の自生地へ向かいました。そして、そこでついに開花した一輪のベニバナヤマシャクヤクに出会う事が出来たのです。
今日は、家の周りの剪定をした後、ベニバナヤマシャクヤクの様子を見に行って来ました。
萼片のとれた蕾の写真を撮っていると、隣でなにやら気配がします。「何だろう?」と横を向くと・・。
なんと、2mくらいの所に小鹿が寝ていました。私の方をちらっと見ましたが、視線を合わそうとしません。AFだと手前の枝にピントが合ってしまいます。
カメラを替えて、マニュアルで撮ってみました。それでも枝が邪魔です。
でも、耳だけはこちらを向いています。「小父さん、早く何処かに行ってくれないかな・・」なんて思っていたのかもしれません。
この小鹿、親と逸れたのかな?まだかなり小さいので、他の獣に襲われたらひとたまりもありません。鹿の食害は彼方此方で見ていますが、動物好きの私は心配で後ろ髪を引かれながら、「頑張れよ!」声をかけて帰って来ました。
6月8日(金)、休日出勤の代休をとって富士山北麓へ行って来ました。目的は、コアツモリソウの花に再会する事でした。日照の良い所は、開花しているものもありましたが、まだ少し早い印象を受けました。今週辺りが丁度良いかも?
【画像処理ソフト】
私はブログやホームページに載せる写真を、Free softで縮小や加工をしていました。ところが、サイズを小さくすると画質が落ちてしまい悩んでいました。諸先輩のHPでは、小さなサイズの写真でも、とても綺麗に見えます。「やっぱりFree softでは駄目なのかな?」と言う事で、画像処理ソフトとして有名な「Photoshop」を見に行きました。「どれも高い!」いろいろ吟味して、数量限定で格安のものを買って来ました。
①800X600ピクセル、93,2KB ↓
ピクセルとファイルサイズの関係が良く分かりません。
Photoshopは、かなり高機能なソフトのようです。何処まで使えるようになるか分かりませんが、頑張ってみようと思います。
上の写真は、こんな反則技を使って撮りました。だって、花が葉の下に垂れて咲くので、上手く撮れないんですもの・・。
中には、もっと俯き地面を向いているものもあります。意地悪しているようですね。
今日は一日雨でした。でも、ちゃんと萌の散歩には行って来ましたよ。そしてこの雨の中、3時間だけ富士山南麓のイチヨウランに会いに行って来ました。また別のところで(新たに)開花株2本を見つけましたよ。そして、見頃のヒメムヨウランとも出会いました。
今年のイチヨウランの花とは、今日でお別れかな?明日は、天気の具合を見て探し求めた花に会いに行こうと思っています。
今日は良い天気です。それなのに、期待している週末は雨予報・・とっても辛い。
我が家には、変わったバラがあります。花の咲いていない時期に見ると、箱根や富士山麓などに咲くサンショウバラとそっくりです。ところが、一重のサンショウバラとは全然雰囲気の違う八重咲きの花が咲きます。
紅色の花弁が見えてきました。
【6月8日撮影】
一斉に咲き始めました。
サンショウバラに比べると豪華な印象の花です。
もっと、日照の良いところに移植した方が良いのかな?
夕方撮ったので、ストロボが発光。
このバラは中国原産で、サンショウバラとコウシンバラの自然交配種で、園芸種として販売されているそうです。
富士山麓のサンショウバラにも会いに行きたい!週末、少しでも良いから晴れて欲しい!
野山の花にばかりに目を向けていると、せっかく咲いた家の花達がへそを曲げてしまいます。
今日は、父親が残したバラの花を集めてみました。
私の気まぐれで、何度も剪定(迫害)されている蔓バラです。でも、今年も頑張って咲いてくれました。
どの花も名前は分かりません。
このバラは、剪定をし忘れて私の背丈を遥かに超えています。花芯が見えない・・。
比較的気に入っているバラです。五葉アケビの蔓が絡みついていました。
ぎゅうぎゅう詰の花弁が特徴です。
玄関前に咲く黄色のバラ。毎年綺麗な花を見せてくれます。花言葉は、「嫉妬」「薄れゆく愛」・・何というか可愛そうですね。私は気に入っている花なのですが・・。
横顔も美人です。
次の記事では、そろそろ咲いているであろうサンショウバラの仲間、十六夜バラの記事です。以前は、八重咲きのサンショウバラだと思っていました。
6月10日は、一週間前と別の場所を探索して見ました。ここでは、日当たりの良い場所に生える株が沢山見つかりました。
本来は、ヤマシャクヤク(白花)と違い、このように日当たりの良い所を好む植物なのかもしれません。それは、教授くださった先輩のメールからも伺えます。
すらっとした美人四姉妹です。
この美人四姉妹は、全て蕾を付けていました。
日当たりの良い場所には、ススキとこのようなシダが沢山生えていました。このシダも、日照を好むタイプのようです。
前記事で、蕾を持った株が15本くらい見つかったと書きました。蕾の無いものを含めると、かなりな株数です。このまま、いつまでも生き続けてほしいと願っています。秘密の宝箱が、また一つ増えました。
【5月26日】
越前岳十里木口登山道脇
今シーズン初めてのギンリョウソウです。
薄暗い登山道脇に、ひっそりと咲いていました。
【6月8日】
富士山北麓(富士河口湖町)
ここは、毎年沢山のギンリョウソウを見る事が出来ます。背を向けあっている・・喧嘩したのかな?
鱗状の萼片のような部分を鱗片葉と呼ぶそうです。この姿を竜に見立てて和名が付いたそうです。漢字で書くと銀竜草。
こうして並んで咲いていると、人の後ろ姿を思わせます。
【6月10日】
富士山麓某所。
ストロボ無しで撮影。足長のギンリョウソウです。二本寄り添って咲いている所が良いですね。
ストロボ撮影。
富士山麓等を探索するようになって、出会う事が多くなりましたが、以前は殆ど見る事がありませんでした。薄暗い林内に佇む姿は、人のいろいろな姿を連想させてくれます。
先週とは別の、ベニバナヤマシャクヤクの自生地を求めて、探索を行いました。そして、迷い込んだ樹海で見つけた野生ランの記事です。
赤松と広葉樹の林を抜けると、溶岩の目立つ林になりました。
「どうも場所を間違えたらしい・・」元の場所に引き返そうとしている時、足元に生えていたこの小さな植物に気が付きました。もう少しで踏んでしまうところでした。
「アオフタバランかタカネフタバランか?」落ち葉に乗っているような葉の位置から、タカネフタバランではなく、アオフタバランのようです。
そしてそのすぐ近くには、この一枚葉の植物が生えていました。ヒトツボクロです。
ストロボを発光して撮ってみました。このカメラは、ストロボの位置が悪いので、ちょっとコツが要ります。
この二種類の野生ランは、他では見つける事が出来ませんでした。これも山の神様のお導きだと思います。感謝!
【溶岩樹型】
ストロボ発光で内部を撮影。井戸型溶岩樹型と呼ぶらしい・・。
未知の場所の探索は、いろいろな出会いがあって楽しいです。
先週見つけた、ベニバナヤマシャクヤクと思われる蕾の様子を見に行って来ました。短命の花を逃さないためには、毎週通うしかありません。
そして、今日は違う場所も探索してみました。蕾を持った株が、10株ほど新たに見つかりました。先週と合わせて、15株くらいになります。
萼片の一部が、捲れ始めて花弁が見えています。「白花ではない!」
こちらも同じです。もう間違いないでしょう。ますます開花が待ち遠しいです。
そしてこの日、日照の良い所に生える株を沢山見つけました。白花(ヤマシャクヤク)ではあまり考えられないような場所です。後の記事でその様子を載せてみます。
別の場所の探索では、少々迷いました。でも、そのお陰でヒトツボクロ、アオフタバラン(と思う)と出会う事が出来ました。
今日も、山の神様に感謝です。
北麓探索の主目的は、そろそろ咲いているであろうコアツモリソウでした。その群生地を越えて、昨年気になった植物に会いに行きました。群生地からは、かなり離れていますので、沢山のエネルギーを使いました。
こんな、朽ちた切り株に生えていました。
この葉です。みんな一枚葉ですが、イチヨウランとは違います。
同じような写真ばかり続いて恐縮ですが、少しでも鑑定に役立つよう載せてみました。
無関係かもしれませんが、葉の近くにこんな枯れ姿が残っていました。
葉裏の様子です。ピンボケしてしまいました。葉をひっくり返すと、外れてしまいそうなので止めました。
この植物も、イチヨウランと同じく野生ランの香りがしませんか?どなたか名前の分かる方、或いは似た植物をご存知の方、教えてください。
→コイチヨウランではないかと教えて頂きました。有難うございました。
今日は、仕事関係の資格の更新講習でした。それがまたフルに一日・・眠たいのなんのって・・。
栽培棚や樹木に着生させた野生ランの花が咲きだしました。そろそろ友人から頼まれた調査もしなければ・・(内容は秘密です)。
【セッコク】
父親が、スギの木の輪切りに着生させた、セッコクが咲きだしました。今までは数個の蕾を付けただけなのに、今年は沢山の蕾がついています。
早いもので、今年7回忌になります。不肖の息子が、忘れない様に咲かせたのかな?
花が開くと良い香りがします。
こちらは、柘植の木に着生させた方です。ピンクの花が咲きました。昨年は、一・二輪だったと思います。
両方が、こんなに咲くなんて不思議です。
これも父親が庭に植えたものです。もう花も終わり果実(種)が膨らんで来ました。
こちらはシロバナの方です。白花は茎が赤っぽくないですね。
三島の楽寿園で、今週末からウチョウランの展示会が行われるそうです。山間の我が家では、もう少し先の開花になりそうです。
【フウラン】
マキの木に着生させたフウラン。園芸界では、斑入り葉やこのようなチャボ葉等の変異種をフウキラン(風貴蘭)と呼んでいます。
「盗掘か?」まぁ、違いますとは言い難いけど・・。浅間神社の裏山に落ちていたのを拾って来ました。自生の株はとても高い所に着生していて、こうして見る機会は殆どありません。
良く見ると、蕾が少しついていました。開花したら風に乗って我が家に住みついたヨウラクランと一緒に載せてみます。
アシタカツツジの見頃も、あっという間に過ぎてしまったようです。今日は、父親が好きだった、レンゲツツジの花を集めてみました(植栽)。
黄色とオレンジの花が並んで咲いています。
オレンジ系(朱橙)でも、良く見ると微妙に違う色をしています。
中にはこんな濃い色の花も・・。
虫が集っていました。蕾の内から食べられたら可愛そう・・。
昨年、北麓で見たレンゲツツジにも会いに行こうと思っています。でも、週末はまた仕事です。辛い・・時間が欲しい・・。
ベニバナヤマシャクヤクを探索に行った森の(他の)植物観察です。
行儀よく並んでいたこの葉は、クモキリソウかジガバチソウか?ジガバチソウは、葉に「網状の脈が見える」と書かれています。拡大して見るとそのようにも見えますが・・。花を確認に行くつもりですので、その時にご報告いたします。
この一角に、30株ほど生えていました。
このアスパラのような葉は何だろう?
斑入りのスミレは、フモトスミレかヒナスミレか?
花は終わり、小さな実が生っていました。
これは、トチバニンジンのようです。育毛剤に配合される事もあるそうですよ。
蕾がついていました。
ササバギンランが生えていました。
ここは、季節を変えて訪れても、いろいろ楽しめそうなところです。
蕾を持った株をまた見つけました。
こちらはとても小さい・・。
葉裏を見ると、毛がありません。今、蕾を持った株がベニバナだとすると「ベニバナの葉裏に毛がある」とは言い切れない事になります。
また見つけました。開花株(蕾を持った株)が、全部で5本あったと思います。
そして他に気がついた事は、どれも(白花の)ヤマシャクヤクに比べて丈が高い事です。ちょっと見難いですが・・。
私が普段見ているヤマシャクヤクに比べて、どれも八頭身美人のようです。
諸先輩のブログなどを拝見すると、「同じ場所では、ヤマシャクヤクの後に花が咲く」と書かれていることから、今蕾を持っているこの株がベニバナヤマシャクヤクだと思います。そして葉裏の毛は、必ずあるとは限らないようです。また、丈もヤマシャクヤクに比べて大きく、萼片の縁が赤い・・等の違いがある様に思います。
これが白花のヤマシャクヤクの蕾です。頭の葉は、白花でも付いている事があります。でも、縁の色は違っているでしょう?
私を信用して貴重な情報をくださった先輩と、今日も珍しい植物との出会いを与えてくださった山の神様に感謝して、ベニバナヤマシャクヤクの記事をお終いにします。あ~開花が待ち遠しい!
今日は手持ち仕事もあり、午前中だけ山歩きして来ました。目的は、まだ見ぬ花「ベニバナヤマシャクヤク」との出会いです。ある方から情報を頂き、富士山麓某所へまっしぐら・・。と言っても初めての場所なので、少し不安でした。
ところで、ヤマシャクヤクとベニバナヤマシャクヤクとの違いは、どんなところがあるのでしょう?図鑑やWebに載っているものをまとめてみると・・。
【ヤマシャクヤク】
①花色は白色②メシベの花柱が少し曲がる③開花時期が紅花より少し早い④葉の裏面は帯白色
【ベニバナヤマシャクヤク】
①花色は淡紅色②メシベの花柱は5個、先が強く巻き込む③開花時期がヤマシャクヤクより少し遅い④葉の裏面に軟毛がある
こんなところですが、①は当然ですね。②のオシベの花柱は5個というのは誤りだと思います。西臼塚に、5個の白花が幾つか咲いていましたし、Web画像には3個の写真も載っていました。③の開花時期は、山渓図鑑では4~6月で同じですが、諸先輩のブログや園芸店のブログに「ベニバナの方が遅く咲く」と書かれていました。
④に関しては、本日確認してみましたが、開花時期の事と併せて考えると、迷ってしまいました。
教えていただいた辺りを探索してみましたが、なかなか見つかりません・・。そこでメールの中にあった文章を思い出して見ました。「明るい場所・・」。付近を一周して、狭い林道の明るい場所に出てみました。
「あっ、シャクヤクだ!」今日初めて見たのがこの株でした。
残念ながら開花株ではありません。そこで、葉の裏を見ると・・。
細かい毛が生えていました。「これが、ベニバナヤマシャクヤクかな?」
ここまで結構時間がかかりましたので「開花株でなくても、出会えれば良い」と思っていました。「ヤマシャクヤクは群生するが、ベニバナヤマシャクヤクはポツリポツリと生えている」と聞きました。
メールには「付近の雑木林や薄暗い林には、ヤマシャクヤクは沢山ある」とも書かれていました。まだ出会っていない・・。そこで、方向を変えて探索すると・・。
メシベの花柱(種)を接写して見ました。「先端が強く巻きこむ」まではいっていないと思います。
葉の裏を見ると、毛がありません。
開花時期と、葉の裏の毛を併せて判断すると、これはシロバナのヤマシャクヤクで、上がベニバナヤマシャクヤクだと思われます。
ところが、更に探索して開花していない蕾を持った株を数株見つけました。そこで上の青文字の疑問に行き着いたのです。
「今日の記事は、理屈っぽくてしょうがない!」・・初心者の戯言だと思って御笑覧ください。今日の観察を通して、自分なりにある結論を出しました。そして、その確認は花の色でしたいと思います。
まだ続きます。
今日は、午前中に沼川水系の草刈りを手伝って来ました。午後は、持ち帰り仕事で一日終わりました。
日本大昭和板紙(旧大昭和製紙吉永工場)の近くを流れる川の様子。昔に比べてずっと綺麗になりました。
北側を見た様子。天気が良ければ正面に富士山が見えます。
休憩中の参加者。暑くて疲れました。
それでは、自然観察を・・。
今日は大潮かな?かなり川の水が引いていました。カワウ、カルガモ、右端はマガモのように見えます。
草を刈っていたら飛び出してきたカニ。すばしこいヤツです。これはベンケイガニで良いのかな?
ニワゼキショウが沢山咲いていました。ついでに・・。
この花を見てください。アイイロニワゼキショウというようです。十里木の別荘地で見つけました。
のんびり散歩できる良い場所だと思います。この土手にヒガンバナを植えて管理する(ヒガンバナの)里親を募集しています。希望者の方はこちらへ→「NPO法人 ふじ環境クラブ」
※記事にコメントをくださった皆様、用事があって出かけて来ます。返信コメントは帰宅してから書かせていただきます。ご容赦ください。やまぶどう
越前岳で見つけた、紅紫色の花を集めてみました。
【ヒメハギ】
小さい花ですけど意外と目につきます。
下界のミツバツツジより遅れて咲く、トウゴクミツバツツジです。
普通のミツバツツジは、オシベが5本なのに対して、トウゴクミツバツツジは10本あります。
山頂付近に生えていたこのツツジ、たぶんアシタカツツジだと思います。
トウゴクミツバツツジの花は盛りでしたが、山頂付近のアシタカツツジはまだ蕾ばかり・・。
咲いているアシタカツツジを発見!でも、霧と逆光で上手く撮れません。昨年の写真を見てください。十里木別荘地のアシタカツツジは、今見頃だそうです。
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