マツノハマンネングサ
今日は、午前中に富士山麓某所へ植物探索に行きました。「遊んでばかりいるじゃないか?」いいえ、帰宅してからちゃんと畑仕事もやってきましたよ。
これからは、今まで探索したことの無い場所を攻めて見ようと思っています。一人歩きは心細いので、強い味方の「JYO/杖」君に同行してもらいました。
白樫の杖・・JYO君です。杖がわりだけでなく、もしもの時は強力な武器になります。そして、標高1,600m位のところを彷徨いていると・・。
苔で毛むくじゃらになった木を見つけました。シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)が居候しています。
視線を同じく居候のワチガイソウに向けると・・。「うん?見慣れない葉の植物がいる」
こんな植物です。私は実物を初めて見ます。でも、ブログ友の記事で幾度か見た事があります。多分間違いない!夢中で写真を撮りました。
マツノハマンネングサ(松の葉万年草)
カメラを替えて、少し位置を変えて・・。
初めて出会う私のために、山の神様が撮りやすい場所を選んでくれました。
ちょっと上・・。アブラムシが集っている。
良く見ると、結構生えています。でも、この木以外では見付ける事が出来ませんでした。
種が残っていました。
そして、この木にはもう一つ絶滅危惧種が居候していました。スグリの仲間ヤシャビシャクです。先週のクマガイソウといい、このところ山の神様が粋なはからいをしてくれます。感謝!
【マツノハマンネングサ】
ベンケイソウ科。絶滅危惧種Ⅱ類(VU)。都道府県別分布状況で、生育となっていたのは、東京、神奈川、山梨、静岡。学名がSedum Hakonenseとなっていますから、箱根周りにしか生育していないのかな?
ブナなどの落葉広葉樹の樹幹上に生える多年草。茎は基部で枝わかれし、多数の花枝と花のつかない枝を密生する。花枝は長さ5-10cm、斜上または直立する。葉は互生、線形、長さ1-2.5cm。花期は7-8月。花序は花枝の先につき集散状で、花序の枝は短く、10-20個の花をつける。花は4数性、花弁は濃黄色、楕円状披針形~狭卵形、長さ3.5-4mm。
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