ミツガシワ(浮島ヶ原)
気分転換に行った浮島ヶ原で、絶滅危惧種ノウルシと共にもう一つの植物を観察してき来ました。昨年、沼津某所から移植されたミツガシワです。
ミツガシワは、寒冷地に生える植物で氷河期の生き残り(遺存種)と言われているそうです。それが、比較的暖かい浮島ヶ原に生えている事が興味深いですね。
【浮島ヶ原自然公園】
緑色の芽が伸びています。
井戸水の流入口付近では、葉が見えていました。
こちらも!
みるくて美味しそう!でも、葉には苦み成分が含まれ、健胃薬になるそうです。苦いのか・・。
【沼津市某所のミツガシワ】
ここは、浮島ヶ原自然公園へ移植されたミツガシワが生育していた場所です。
うん?緑色じゃない・・。
こちらは水の中だけ緑色の部分が見えます。
ここも、水に浸かっていない部分が枯れているような気がします。
この場所では、浮島ヶ原自然公園のように新葉(芽)を見ることが出来ませんでした。
どうしてなんだろう?浮島ヶ原自然公園では、井戸水の流入口付近だけ新葉が見えました。これは、井戸水の温度が暖かいからだと思います。
そしてこちらの先端部が枯れたような原因は、一番上の写真を撮ったとき予想できました。どうも土手焼きを行ったようです。そのため地上に見えている部分や、水から出ている部分が焼けてこのような状態になったと思います。おそらく長年その試練に耐えながら、この場所で生き続けてきたのでしょう。
浮島ヶ原自然公園に移植された株が、この自生地のような群落を作って、いつまでも生き続けて欲しいと願っています。
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