シダの観察会(その1)
シダの観察会で教わったものを少しずつ載せていきます。間違っていたら、厳しく指摘してください。
【ハリガネワラビ】
ヒメシダ科ヒメシダ属。管理棟前の駐車場入り口に生えていました。シダには、夏緑性(冬にこのような姿になるもの)、冬でも緑色の常緑性があるそうです。
野生のヤギの角みたいですね。夏になったら、また撮影に行かなくては・・。
葉柄は、茶褐色で光沢がある・・中には、へそ曲がりで緑色のものもあって、アオハリガネワラビと呼ぶそうです。寒くてピンボケになってしまいました。
【リョウメンシダ】
オシダ科カナワラビ属。他のシダに比べて大きくなるそうですが、羽片(枝についている葉の細部)が細かくて綺麗な感じがします(←あくまで個人の感想です)。
ちょっと拡大して。
葉の裏側です。胞子嚢が無ければ、裏表の区別が良く分からないからこの名が付いたそうです。
【オオバノイノモトソウ】
イノモト・・珍獣ハンター「イモト」。良し覚えた。イノモトソウの仲間は何種類かあるそうですが、葉が変わっているので区別しやすいですね。
葉を見ると、上の写真のように細い葉と・・。
ちょっと幅広の葉があります。葉の縁に注目するとギザギザがあります。
裏返して接写するとこんな感じです。
そこで秘密兵器の登場です。先日手に入れたマイクロスコープで撮ってみました。明るさとピントの合わせ方に慣れていないので、少し見難いですがご容赦ください。
細い葉の裏。右が葉の中央を通る筋(中助)で、左の茶色い部分が葉の縁になります。これが、胞子です。
幅広の葉の裏側。胞子が付いていないでギザギザがあります。透けて見えますね。
シダの観察記録は続けてアップしたいのですが、素人の私には記事にするのにかなりエネルギーが必要です。所々に、他の植物観察や動物観察の記事を、挟んで行きたいと思います。
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