曽比奈観音
このところ、植物観察ばかりで史跡探訪がお留守になっていましたので、少しずつ掲載していこうと思います。
富士市大淵地区に「曽比奈観音」が祀られています。市内各地で見られる馬頭観音の一つですが、この観音様は祠に収められています。
祠全体の様子です。
ちょっと近づいて・・。
祀られた当時は祠などなく、風化が進んだものと思われます。舟光背の右側には「明和六己(?)年」、左側には「正月十七日」と刻まれています。明和6年は、は西暦1769年・・江戸時代中期で、田沼意次が活躍した頃になります。
観音様の頭部には馬が乗っています。馬頭は、地域ごとにいろいろな形があります。生憎、観音様の頭と馬頭の境が割れて修復されていますが、この馬頭は富士市桑崎地区の山林にある馬のお墓に祀られているものと似ています。
これが、吉永郷土史研究会さんの「道祖神」にも掲載されていない馬のお墓に祀られている馬頭観音(?)です。こちらはもっと新しく、嘉永三年(1850年)正月十四日と刻まれています。私には、お坊さんの背にキツネが乗っているように見えますが・・。
気にして見なければ通り過ぎてしまうような史跡も、調べて見ると当時が偲ばれて楽しいですね。
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イデール様、今晩は。
このところ植物の記事ばかりで史跡探訪の記事が殆ど無くなってしまいました。
また時間を見つけて探索したいと思います。
史跡を見ながらいろいろ想像するのも楽しいですね。
地図はもう少しお待ちください。
投稿: やまぶどう | 2014年8月31日 (日) 00時01分
お手間おかけします。
道祖神、馬頭観音、仏像系の石造、だんだんと見分けられるようになってきました。
安曇野は、雨まじりの天気でしたので、次こそは晴れた日に行って見たいものです。
道祖神、馬頭観音、仏像系の石造
投稿: イデール | 2014年8月29日 (金) 22時32分
イデール様、今晩は。
キツネに見える馬の石仏は、林の中にあります。
案内図をメールにて送りますので、少し時間をください。
桑崎にはこの他にも林の中に馬頭観音があります。
安曇野にも行かれるんですね。
私も安曇野に縁があって、時々訪れています。
投稿: やまぶどう | 2014年8月28日 (木) 00時20分
はじめまして。
道祖神が好きで、富士市、富士宮市、安曇野と散策をしています。
桑崎地区を散策しましたが、キツネが乗っているような道祖神の場所がわかりません。
差し支えなければ、場所をお教え願えないでしょうか?
投稿: イデール | 2014年8月27日 (水) 15時09分
yo-shi2005さん、今晩は。
山梨方面では、祠に入った道祖神が多く見られます。ホームページの方に道祖神のコーナーを作りました。これからいろいろ集めて見たいと思っています。馬頭観音で一番馬らしいのは岡部町にあったものです。比較するのも楽しいです。
投稿: やまぶどう | 2010年9月 9日 (木) 00時04分
馬頭観音さまは普通は露天ですが、こちらは丁寧にお祭りされていますね。
私など田舎道へよく行きますから、気をつけていればいろいろな馬頭観音や、庚申塔などに出会うのでしょうがいつも知らずに通り過ぎています。
投稿: yo-shi2005 | 2010年9月 8日 (水) 22時14分