キバナノショウキラン(二週間後その2)
(その1)の場所より少し戻ったところに生えている、キバナノショウキランを見に行きました。こちらは、もう少し開花が早いと期待していました。ところが・・。
遠目にも分かったのに今回は見えません。急いで近づいて見ると写真のように倒れていました。茎の地際を見ると折れているではありませんか。動物か、それとも人か?期待していたのにがっかりです。前回見つけた時、あまりにも人目につきやすいところなので心配でした。
もう少しで、開花状態が見られたのに・・。
これも虫に齧られたのか、少し傷ついています。がっかりして、近くの林内を歩きました。少し歩いて遊歩道に戻ったところ、その足元に見なれた蕾が・・。
「あっ、ショウキランだ!」思わず声をあげてしまいました。たった一輪だけですが・・。
種の状態から何年目で花が咲くのか分かりませんが、一輪だけの株はある意味貴重だと思います。この場所の周囲には、図鑑に書かれていた笹も針葉樹も生えていません。いったい何から養分を貰っているのでしょう?オニノヤガラのようにキノコの菌糸束から養分を貰っているのかもしれません。
偶然とはいえ、嘘のような話です。これは森の神様からの贈り物です。少し良い気分になって次の場所へと移動しました。
このキバナノショウキランには、蕾が三つ付いていました。蕾の数は、百合のように一つずつ増えて行くのでしょうか?コメツキムシが集っていましたので排除しました。
ほんの少しずつですが、こうして貴重な植物がみられて幸せです。
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ロココさん、今晩は。
昨年はこの植物の実を見ました。
そして今年は、蕾の出現から開花までを見たいと思っています。もう少しです。
比較的近くに生えているお陰で、開花までの変化が見られるので、楽しみにしています。
投稿: やまぶどう | 2010年7月20日 (火) 22時10分
折れていたキバナショウキラン、本当に残念でしたね。
キバナショウキランはまだ見た事がありません。
ショウキランもたった一度だけ観察会で見たきりです。
こういった植物はまめに通わないと、中々会えませんねぇ。
投稿: ロココ | 2010年7月20日 (火) 14時17分