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2010年7月

2010年7月31日 (土)

萌の様子(7月末)

黒い生き物の記事が続きます。こちらは我が家の二代目甲斐犬「萌」です。黒い毛皮を纏っているので、この暑さは堪えるでしょう。

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時々小屋の中に入って涼んでいます。そろそろ小屋にペンキでも塗ってやろうかな・・。

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近づくとちゃんとお座りをして待ちます。お利口でしょ?

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でも、良く見ると胡坐をかいているような格好です。「リラックスお座り」です。叱られる時は、ちゃんとしたお座りをします。使い分けが面白いです。

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少し前の写真ですが、舌を出して体温調節しています。暑そうな表情ですね。舌の斑紋は病気ではありません。甲斐犬の特徴です。北海道犬も舌班があるそうですが・・ソフトバンクのお父さんも舌班があるのかな?

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萌の目。

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更に近づいて・・。顔を動かさずに眼だけ動かして、私の様子をうかがっています。

萌も元気に暮らしています。それにしても暑い!

モンキアゲハ

今日も暑い一日です。家で図面描きや書類整理等の雑用と、ちょっと早めのお墓掃除に行って来ました。

家に戻ると、アオスジアゲハが数匹飛んでいました。素早いのとシナモン(ニッキ)の木の上を飛んでいるので、上手く撮る事が出来ません。するとオニユリの花に黒いアゲハ蝶がやって来ました。「チャンス!」・・早速カメラを持って撮りに行きました。

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図鑑で調べると「モンキアゲハ」のようです。漢字で書くと「紋黄揚羽」 。「うん?紋黄?どこが黄色何だろう?」

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めまぐるしく蜜を吸っています。

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なかなか背中を見せてくれません。やっと撮った二枚です。紋付羽織のようですね。でも黄色くない・・。

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ホバーリング中の写真です。

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反対側を向きました。

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別の所に咲くオニユリの蜜を吸いに移動しました。とにかく良く動きます。

Wikipediaには「後翅には和名通り大きな黄白紋があり・・・この斑紋は羽化したばかりの時はほぼ白いが、日数が経つにつれて黄色みを帯び・・・」と書かれています。

写真の蝶は、まだ羽化して日が浅いようです。一字変えて「紋付揚羽」という名前の方が合っているような気がします

2010年7月30日 (金)

富士山スカイライン沿いの植物

雨が欲しいと思っていたらこの二日間凄い雨でした。雷まで鳴って、萌は怯えっぱなしでした。帰宅すると甘える事・・。

我が家から富士山スカイラインまでゆっくり走っても30分くらいです。今日は、スカイライン沿いで見かけた花を集めて見ました。

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とても小さな白い花。イケマ(生馬)・・アイヌ語で「巨大なる根」という意味だそうです。アサギマダラの幼虫がこれを食べて身体を毒化し、外敵から身を守るそうです。

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バライチゴの蕾です。白花ヘビイチゴと同じく道路沿いに生えていました。

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ノイバラの仲間です。フジイバラかな?

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ヤマホタルブクロも咲いています。道路沿いは丈の小さなものが多いです。

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小さな花ですが、紫色が目に付きました。でも、名前が分かりません。

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ノリウツギ(糊空木)の花です。図鑑には「幹は空木で、水に浸けると外皮から粘液を出す。これを和紙作りの糊とした」と書かれています。少し下界に見られるミツマタは、和紙の原料に使われたそうです。その時代を想像しながら、植物を観察するのも楽しいものです。

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ヤマオダマキも咲いていました。実生で育てた我が家のヤマオダマキは、とっくに新しい種を付けています。

明日も雑用の合間に何処かへ探索に行こう!

2010年7月29日 (木)

ヤマアジサイの花(その後)

アジサイの花のちょっと変わった性質を見てください。

【7月10日のヤマアジサイ】

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ちょうど花の盛りです。

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装飾花のアップ。

【7月24日のヤマアジサイ】

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中央の両性花も盛りを過ぎて来ました。ここで、周りに見える装飾花に注目すると・・。

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装飾花を拡大して見ると、下を向いて(裏返って)います。両性化の受粉が終わり、虫を集める役目を終えたかのように裏返る装飾花です。ハンゲショウやマタタビの葉が白くなり、花の時期が終わると(役目を終えて)元の緑に戻るのと似ていますね。

大きなシダ

林内をうろついていると、彼方にとても大きなシダが見えて来ました。側に行って見ると葉の直径が1.5mほどありました。

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手前に似たシダが見えますが、大きさがかなり違います。熱帯地方のジャングルに生えるシダみたいです。

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葉柄の鱗片。

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葉の表。

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葉の裏・・胞子嚢。

図鑑を調べて見ると「オシダ」という種類がこれに似ています。特徴も図鑑の解説と似ていますが、確信が持てません。ご存知の方、教えてください。

キバナノショウキラン(三週間後その3)

この植物は、何かに齧られた部分が良く見受けられます。どんな生き物が齧るのか、知りたいと思っています。昨年秋に果実にあった齧り痕を発見しました。その痕跡を残した生き物によって、キバナノショウキランの種が運ばれているようです。

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左側の花を見てください。食べられた跡が見えますね。

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ゾウムシの仲間がいました。この虫の仲間には、キノコを主食とするキノコヒゲナガゾウムシというのがいるそうです。

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ちょっと拡大して・・。

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これは?小さくて良く分かりません。蜂の仲間かな?

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近くにあったこの穴の住人がショウキランを食べる犯人なのか?実や花の齧り痕を見ると、小さな昆虫だと思います。いつか犯人を確認したいと思っています。

次は、受粉した花の様子を見てください。

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花の付けが膨らみ始めているのが分かりますか?これが、やがてラッキョウのような果実となります。どのくらいのペースで膨らんでいくのか、時々観察していくつもりです。

2010年7月28日 (水)

キバナノショウキラン(三週間後その2)

三週間後にやっと花を見る事が出来ました。いっぱい撮りましたが、腕が悪くピンボケ気味です。まぁ、花の様子は分かって頂けると思います。

花を分解撮影する事はあえて控えました。確認したい事もあったのですが・・。

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上を向いて、日の光に呼びかけているようですね。

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萼片の開き方は春蘭に似ています。ずっと肉厚ですが・・。

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これは萼片が真横に開いています。中央の萼片は、少し何かに齧られています。

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春蘭と違うのは、花が全体的に上を向いている事です(春蘭は下を向いています)。

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ストロボ無で撮影。

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ストロボを使って撮影。

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ちょっと幻想的な写真を・・。

次回記事では、キバナノショウキランの花に集る虫と受粉した花の様子を見てください。

キバナノショウキラン(三週間後その1)

富士山麓某所で、地上へ出たばかりの花芽を確認してから、4度目の観察になります。ついにキバナノショウキランが開花しました。当初思っていたより、ずっと時間がかかりました。

でも、そのお陰で気のついた事も色々あります。ブログを見てくださっている方には、何度も似たような写真を載せてしまい恐縮です。昨年、前ブログ「やまぶどうのお気に入り」にクロヤツシロランの花を載せてから、少しずつ学んで行くうちに腐生植物(蘭)の魅力に取りつかれてしまったようです。

今回、受粉して膨らみ始めた花柄子房も確認出来ました。これで毎週毎の観察は、一区切りしようと思います。この記事では、株全体の様子を、(その2)では花のアップを、そして(その3)では、受粉した花と虫の記事を載せたいと思っています。

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薄暗い林内にうつむいて咲く・・では無くて、顔をあげて咲いています。明るい性格なんですね

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こちらも・・。

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これは、偶然にも観察中に太陽の光が当たったところです。ストロボ無で撮りました。

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以前の記事にも書きましたが、この場所には十本以上のショウキランが生えています。

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これは、何ものかによって齧られた花です。傷んでいるのが分かりますか?

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まだ二輪しか花を付けていない株もあります。

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何というか花柄子房が長くてだらしない感じですね。でも、この花の実(果実)は意外に大きくなりますので、このくらいでないとぶつかり合ってしまいます。

(その2)へ続きます。

2010年7月27日 (火)

ベニシジミ

日曜日、家族の買い物に付き合って行った某店舗の駐車場で、綺麗なシジミチョウを見つけました。Web図鑑で調べると「ベニシジミ」のようです。

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クローバーの花の蜜を吸っていました。もう枯れかけていますから、蜜もあまり出ないのでは?

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そっと近づいても蜜を吸うのに夢中で、逃げませんでした。

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時々向きを変えています。

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黒い大きな目には、私がどんなふうに見えているんだろう?複眼だからいっぱい見えているのかな?

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家へ来ればお腹いっぱい蜜が吸えるぞ!一緒に来るかい?・・・何処かへ飛んで行ってしまいました

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オマケ・・やまぶどうの部屋の外灯下にやって来た蛾です。子供の好きなゲームのキャラクターみたいですね。相変わらず蛾とコガネムシの仲間ばかりで、クワガタやカブトムシはやって来ません。

2010年7月26日 (月)

種いろいろ

今日は、家の周りや野山で見つけた種を集めて見ました(種と実、果実・・みんな種として書いてあります)。

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ミズバショウに似た花の咲くカラーの種です。実生でも良く増えます。

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グロリオーサ(キツネユリ)ももう種が出来ています。もう少し大きくなるまで、枯れた花弁が実を守っています(このくらいの時期には、花弁が簡単に取れません)。

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また登場のクレマチスです。変わっているでしょ?

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阿蘇姫百合にも種が出来ていました。実がいるまで無事でいてくれるといいのですが・・。

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ホタルブクロの実です。萼片の中に守られています。これも実生の発芽率が良く、周囲に繁殖しています。

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サクラソウの仲間・・クリンソウの種は、もう散乱してしまいました。

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ヤマオダマキの実です。普通のオダマキより小さい鞘です。場所によっては、まだ花が咲いています。

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菫の種も弾けそうです。これは花の受粉で出来た種ではありません。閉鎖花と言って蕾のまま開花せず自家受粉して種を作ります。

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コクランも沢山の種を付けています。

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クモキリソウの種です。コクランに比べると受粉率が悪いようです。 生育場所の環境かな?

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ヤマシャクヤクも種が出来ています。種の弾ける頃また載せようと思っていますが、変わった種ですよ。

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ミヤマエンレイソウ(?)の種です。今まで花の時期しか見ていませんでした。

花の観察だけでなく種を観察するのも面白いですね。今度は、中身の様子と飛散する状態になった頃観察してみようと思います。

ツチアケビの花(一週間後)

一週間後のツチアケビの花を観察して来ました。受粉の確認をしたくて・・。

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花が黒くなって、花序が膨らみ始めているのが分かりますか?ウチョウランなどもそうですが、受粉すると花序が膨らみ始め花は萎みます。

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ちょっと拡大して・・。

受粉しているのが少ない?いいえ、まだまだ花は咲きますので受粉する花は多いと思います。以前知人に見せていただいた果実の写真では、赤いミニバナナのようなものが三十個近くぶら下がっていました。

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受粉した花に蚊のような虫が集っています。ここで見かけた虫は、この他にショウジョウバエ、ハエ、アリガタハネカクシ、蜘蛛、蟻等です。

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花のアップを集めて見ました。

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ついに飛んでいる蚊を捉えました!最近、刺されてもあまり気にならなくなって来ました。歳のせいで鈍くなって来たのかな?

一週間毎とはいえ、こうして続けて観察するのも、いろいろな変化がみられて面白いです。

2010年7月25日 (日)

三種のトラノオ

十里木高原などでは、オカトラノオが咲いています。今年見た虎の尾(トラノオ)と名のつく花を集めて見ました。

【サワトラノオ】

サクラソウ科オカトラノオ属。都道府県別分布状況で、生育となっているのは、静岡、佐賀、熊本、大分のみで、千葉と鹿児島は現状不明となっています。静岡県では、浮島ヶ原のみに分布しています。絶滅危惧種ⅠB類。富士市浮島ヶ原自然公園にて撮影(5月15日)。

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【ヌマトラノオ】

サクラソウ科オカトラノオ属。サワトラノオと同じく、オカトラノオに比べると葉が細く、湿地に生えています。富士市浮島ヶ原自然公園にて撮影(7月19日)。

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【オカトラノオ】

サクラソウ科オカトラノオ属。上の二種類は湿地に生えていますが、こちらは日当たりのいい草地に生えています。写真のように花序の上部が垂れています。富士市大渕富士山国有林防火林道沿いにて撮影(7月24日)。

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何気なく見ているとそっくりな花でも、それぞれに特徴があって面白いですね。来年はもっと細かく比較できればと思っています。

2010年7月24日 (土)

家の周りの花(7月下旬その2)

せっかく咲いた花を、皆さんに見ていただける事は、栽培主にとってとても嬉しい事です。ブログのお陰です。花達と共に感謝いたします。

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青紫のキキョウ。

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白花のキキョウ。

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分かり難いですが、一応ピンクのキキョウです。他の花に比べて花弁が厚い感じがします。

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シュウカイドウも花を付けていました。

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昨年、山梨の道の駅で買って来たササゲ苗が子孫(種)を残し、今年は沢山植えました。お赤飯がいっぱい食べられます。

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「何だこれ?」私が栽培しているナツミョウガの花です。今夜、酢味噌和えにして食べました。後はてんぷらとみそ汁の具にします。

7月3日に出たばかりの蕾を 確認してから、一週間ごとに観察をして来たキバナノショウキランが咲きました。そして、すでに受粉して膨らみ始めた花序も確認出来ました。その様子は、少し後の記事で・・。

家の周りの花(7月下旬その1)

今日も、非常に暑い一日でした。早朝、富士山麓某所をうろつき、9時頃から雑用の片付けと庭と畑の草取りをして一日が過ぎました。

知らぬ間に居なくなったりしますので、家の周りの花たちの観察をしました。

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この派手な色の花は、「ホソバデイゴ」です。島唄のデイゴの仲間です。沖縄の植物も、富士市の山間地で屋外栽培可能です。

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ミツバツツジの間から首を出したヤマユリの花。とってもいい香りです。

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我が家でも咲きだしたオニユリ。

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近くの十里木高原にはそっくりなコオニユリが咲きますが、オニユリにはムカゴが付き、コオニユリには付かないそうです。

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園芸品のギボウシ。オハツキギボウシと書かれていました。

十里木八幡宮

最近、自然観察ばかりで、ブログのもう一つのテーマである「史跡探訪」の記事がありませんでした。反省です。

富士市から裾野市十里木に入ると頼朝の井戸があるブナ林が左手に見えてきます。その北側に祀られている「十里木八幡宮」を訪ねました。

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別荘地へ通ずる道路沿いにこの鳥居があります。

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八幡宮へ続く参道は少し薄暗いけどとても涼しいです。

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参道を少し歩くと階段があります。手摺の形状が変わっていますね。

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階段の中ほどにイワタバコが群生していました。

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まだ新しい拝殿です。

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少し斜めから・・。

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横かえら見た拝殿と神殿の様子です。

史跡探訪をしていると、傷んで修復が必要だろうと思われる寺社が多々あります。ここや少し下の勢子辻の山神社のように、氏子が少ないのにも関わらず改築されているのは、人々の信心深さが伺えます。

【十里木八幡宮】

十里木地区の祖は、寛文三年(1663年)に御殿場から分かれて榛木沢湧水地に移住し、寛文九年駿東富士の郡界争いの解決を機にその境界の地「十里木」に移転し今日に及んでいます。

十里木八幡宮は、寛文五年から郡界線に沿って氏神として祀られていたが、野火のために焼失、現在地に移され、現在の社は、全国八幡宮の総本社宇佐八幡の分霊を迎えて、平成十一年十月二十三日再建落成されたものです。

十里木区民の祖が、源頼朝所縁の西田中八幡宮を勧請、十里木八幡宮を創建したものと伝わって(信じられて)います。・・(八幡宮の由緒書抜粋)

2010年7月23日 (金)

ツチアケビの花(その2)

私にとっては、なかなか見られる植物ではありませんので、この場所を離れがたく、暫く眺めていました。この記事では、虫たちの観察です。

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花の落ちた花柄から蜜のようなものが出ているので、それを撮った写真です。

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アップで見ると、ショウジョウバエ君がいました。右側の蜜にもご注目!

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巣が張られていないのにクモ君もいました。蜜を求めて来る虫を狙っているようです。

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何という名前のクモ何だろう?Webクモ図鑑を見ていたら気持ち悪くなったので、調べるのを諦めました。

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こちらはアリ君です。よ~く見てください。

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同じ写真ですが、こちらでは花のアップを見てください。

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アリガタハネカクシ?

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花からアザミの葉に逃げたハエ君です。

薄暗い林の中でもいろいろな生き物が観察できます。写真には撮れませんでしたが、一番多かったのが藪蚊です。私は雌の蚊に好かれるので、いっぱい刺されました

ツチアケビの花(その1)

先週の土曜日、キバナノショウキランを観察したついでに、ブログ友に教えていただいた場所へ行って来ました。一週間前に「だいたいこの辺りだろう・・」と目安を付けてありました。

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目的の植物は、巨木に守られていました。

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遠くからも目に付く黄金色(図鑑では黄褐色と表現されています)の植物・・ツチアケビの花です。

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更に近づくと、まだ蕾も沢山残っています。良いタイミングで教えて頂きました。

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薄暗いので、ストロボを使って撮影。

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ストロボ無で撮影。一眼レフでは、スタンドが無いと殆どピンボケです。こういう時は、コンパクトデジカメの方が素人の私向きです。

【ツチアケビ】

ラン科ツチアケビ属。無葉緑素の腐生蘭で、ナラタケと共生する。

以前観察したオニノヤガラと同じく、ナラタケと共生すると書かれています。ナラタケは、いろいろな植物の役に立っているんですね。

次の記事では、ツチアケビの花に集る虫の観察です。

浮島ヶ原自然公園の生き物(7月)

浮島ヶ原自然公園でも、いろいろな虫たちの鳴き声が聞こえます。でも、なかなかその姿を見る事は出来ません。見かけた時に出来るだけ記録しておくつもりです。

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木道で一番多く出合ったのがこのキリギリスの仲間です。産卵管が見えるからメスのようです。浮島ヶ原自然公園のHPには、ヒメギスと載っていました。色黒のキリギリスですね。

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ナガコガネグモで良いのかな?

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背中の様子。ちょっと斜めになってしまいました

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トリミングしてありますので分かりにくいですが、上のクモよりずっと小さいです。こちらがオスのようです。夫婦喧嘩は、メスの常勝ですね。

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シロバナサクラタデに集るセセリチョウ。セセリチョウの仲間は種類が多くて、Web図鑑でも良く分かりません。

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シオカラトンボのオスに似ている、ハラビロトンボも、木道脇で見かけます。止まっているトンボでないと撮るのが難しい・・。

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そしてウシガエルのオタマジャクシです。親の写真はこちら→浮島ヶ原のウシガエル

この日は望遠レンズを忘れ、これだけしか撮れませんでした。

2010年7月22日 (木)

タコノアシ

浮島ヶ原に生える変わった名前の植物・・この植物を初めて見たのは、自然公園近くの田んぼ脇の水路でした。葉だけの時に見ても「どこがタコノアシなんだろう?」と思うばかりです。

【7月のタコノアシ】

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自然公園の中のタコノアシ(2010年7月19日撮影)。

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葦と一緒に幹が刈られて、数本の枝が出て来ました。

【実生のタコノアシ】

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これは、我が家で実生発芽したタコノアシの赤ちゃんです(2009年7月26日撮影)。

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紅葉したタコノアシ(2009年10月24日撮影)。

最初の写真と葉が違う?いいえ、この苗の成長したのが下の写真です。幼苗の時の葉は、ある程度大きくなったものと少し違って見えますが、間違いなくこれがタコノアシです。

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我が家のミニビオトープ脇に生えている、実生苗の成長した姿です。

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こちらも・・。

【タコノアシの由来】

下の写真を見てください。タコノアシの名前はこの姿から付いたそうです。

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花が伸びて来て、吸盤の付いたタコノアシのようになって来ました(2007年9月14日撮影)。

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更に種が出来、地上部が枯れ始める頃には、赤茶色になりますますタコノアシのようになってきます(2007年12月16日撮影)。

この小さな粒に白い粉のような種が入っています。これを採り蒔きすると、上の写真のような小さな苗が出て来ます。発芽率は良い方だと思います。ただ、水枯れに弱いようなので、水盤の中に置いた鉢などに蒔きます。

絶滅危惧種「タコノアシ」の見頃は秋ですが、成長過程を観察するのも面白いですよ。

2010年7月21日 (水)

浮島ヶ原自然公園の植物(7月その2)

今日も蒸し暑い一日でした。浮島ヶ原自然公園では、他にもいろいろな花が咲いています。

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南側入り口付近に、まだ残っている草連玉(クサレダマ)の花。

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その隣には、エゾミソハギの花が咲いています。

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ミソハギとの違いは、萼片等に毛がある事だそうです。毛・・少し見えますか?

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まだ咲き残っているナヨナヨワスレナグサです。段々小さな花になって行くような気がします。とても小さな種が出来ていました。これを採り蒔くと、秋に発芽し枯れずに冬を越して翌年に花をつけます。

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これも老眼に優しくない小さな花です。シソ科タツナミソウ属姫波来(ヒメナミキ)と説明札に書いてありました。静岡県では、絶滅危惧種になっているそうです。

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ミズオトギリの花は、午後になって咲き、夕方萎むそうです。へそ曲がりの花を探しましたが、見つからず蕾の写真です。

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ミツガシワとも久々の再会です。公園を守ってくださる方々の配慮で、とても元気そうでした。来年は、レースのような白い花が見られると期待しています。

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初めて出合った時は、遠くから見てこの葉と間違えました。自然公園にも生えている葛の葉です。何と言っても初めて見たので・・。

この日も木道に犬の糞がありました。犬の散歩は禁止になっているのに、どうしようもない飼い主がいるものです。しかも糞を残して行くなんて言語道断です。楽しく自然観察しようと訪れた人が、とても嫌な気分になってしまいます。

何とか捕まえて厳しい罰則を科すべきだと思います。ゴミを不法投棄するのも同様です。看板や言葉での注意だけでは正せない輩もいるのです。

2010年7月20日 (火)

浮島ヶ原自然公園の植物(7月その1)

日曜は、久々に浮島ヶ原自然公園に行って来ました。午後から用事があるので、また早朝見学です。

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今日も一番乗りでした。少し経つと、ノートを手にしたご婦人が何人かみえました。俳句の会の方々のようです。 固定したファンも増えて来たようです。

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まず目につくのが、シロバナサクラタデの花です。普通のタデに比べて花も大きいし、良く見ると綺麗な花ですね。

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こちらは、老眼には辛いセリの花。とっても小さな花が、密集して咲いています。

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サワトラノオに代わり、ヌマトラノオの花が咲いていました。

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拡大して見ると・・。

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こちらはサワトラノオの花です。別々に見ると似ているようですが、並べてみると違いますね。

更に(その2)へ続きます。

サツマチドリと遅咲きウチョウラン

このところ腐生蘭などが続きましたので、ちょっと派手目の花を載せてみます。タイトルを見て「またか!」なんて言わないでください。比較的遅く咲くサツマチドリと、まだ咲いているウチョウランを集めてみました。

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サツマチドリの濃色花です。ちょっと値の張る鉢に植えてありますので、見栄えがします。鉢?写し忘れました。

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これもサツマチドリだと思います。花数の多いのが特徴です。

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これは宇宙人が潜んでいる花です。斑紋をじっと眺めていると、いろいろ想像できて面白いですよ。

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仁王系の花は原種に比べて豪華な感じがします。ピンクのウサギに見えませんか?

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高砂系と書かれていました。山野草展で手に入れた花です。

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これは我が家のオリジナル花です。本職さんのように狙って受粉するわけではなく、昆虫君にお任せです。赤仁王系で丸みを帯びたこの花を、とても気に入っています。

もう少し花を見たら、摘み取る事にしています。来年の花のために・・。

2010年7月19日 (月)

キバナノショウキラン(二週間後その2)

(その1)の場所より少し戻ったところに生えている、キバナノショウキランを見に行きました。こちらは、もう少し開花が早いと期待していました。ところが・・。

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遠目にも分かったのに今回は見えません。急いで近づいて見ると写真のように倒れていました。茎の地際を見ると折れているではありませんか。動物か、それとも人か?期待していたのにがっかりです。前回見つけた時、あまりにも人目につきやすいところなので心配でした。

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もう少しで、開花状態が見られたのに・・。

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これも虫に齧られたのか、少し傷ついています。がっかりして、近くの林内を歩きました。少し歩いて遊歩道に戻ったところ、その足元に見なれた蕾が・・。

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「あっ、ショウキランだ!」思わず声をあげてしまいました。たった一輪だけですが・・。

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種の状態から何年目で花が咲くのか分かりませんが、一輪だけの株はある意味貴重だと思います。この場所の周囲には、図鑑に書かれていた笹も針葉樹も生えていません。いったい何から養分を貰っているのでしょう?オニノヤガラのようにキノコの菌糸束から養分を貰っているのかもしれません。

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偶然とはいえ、嘘のような話です。これは森の神様からの贈り物です。少し良い気分になって次の場所へと移動しました。

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このキバナノショウキランには、蕾が三つ付いていました。蕾の数は、百合のように一つずつ増えて行くのでしょうか?コメツキムシが集っていましたので排除しました。

ほんの少しずつですが、こうして貴重な植物がみられて幸せです。

キバナノショウキラン(二週間後その1)

富士山麓某所に生えているキバナノショウキラン・・そろそろ開花ではないかと思い、様子を見て来ました。我が家から愛車Dで35~40分、ちょうど良いドライブです。

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一週間前より花茎(花柄)が伸びています。

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ストロボを使って撮影。

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同じくストロボ撮影です。

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同じものをAV(アパチャーバリュー)モードで撮影。撮影の知識がほとんどないので、数値設定が良く分かりません。説明書を読んで、少しずつ勉強しています。

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良く見ると花に小さな傷があります。この植物は、指先で触れると少しネバツキがあります。表面に蜜のようなものが分泌されているのではないかと思われます。小さなハエや蟻、次の記事に載っているような昆虫などが集っています。ですから開花前に傷んでしまう事も考えられます。

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まだ虫の集っていない蕾。このまま綺麗に開花してくれないかな・・。

蕾を確認してから二週間目ですがこの状態です。もっと早く開花すると思っていました。薄暗い林内だから時間がかかるのかな?

次回は、別の場所に生えているキバナノショウキランの記事です。

2010年7月18日 (日)

トンボとイモムシ

午後から畑と庭の草取りをしました。トンボとイモムシを見つけましたので、載せてみます。

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梅雨明けしたら、もう赤トンボが飛んでいました。夏休みの終わり頃飛ぶようなイメージを持っていましたが・・。

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シオカラトンボがミニビオトープの所にいました。ここの出身かもしれません。

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近づくと跳んで行ってしまうし、なかなかシャッターチャンスがありません。やっと、とまってくれました。

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裏庭にある「やまぶどうの庭」の剪定をしていると、ムベ(アケビの仲間)の葉が食べられていました。葉を裏返すとこんなイモムシが集っていました。図鑑で調べると「アケビコノハの幼虫」だそうです。

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以前撮った写真ですが・・。アケビコノハの成虫です。上の写真なんか、まるで枯葉のようでしょ?ずっと名前が分からず、幼虫を調べていて判明しました。

睡蓮の花

今日は休み・・待ちに待った休みです!萌の散歩を終わらせて、6時半頃家を出て、キバナノショウキランにあいに行って来ました。その様子は、この次の記事で・・。

我が家の睡蓮がまた咲きました。二つ目の花です。一つ目は自らミニビオトープの水の中に潜ってしまいました。

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綺麗でしょ?幸せな気分になってきます。家に戻ってすぐの、9時半頃撮影しました。

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あっ、右側から虫が登って来る!

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「おい、虫どけよ!」・・写真を撮っている間、動きませんでした。

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咲き始め?いいえ、上の花が昼頃からこの状態になりました(12:17)。虫によって受粉すると閉じるのかな?明日、開かなければそうかもしれない・・。

スイレンは、未の刻(14時頃)咲くので、ヒツジグサとも呼ばれるそうですが、この花は違います。体内時計が狂っているのか、栽培主に似てへそ曲がりなのか?まぁ。綺麗に咲いてくれれば何時でもいいですね。

2010年7月17日 (土)

林道で見つけた実

今日はいい天気でしたね。世間では、今日から三連休だと言うのに私は仕事・・辛い!でも、一日中エアコンの効いた室内での工事立ち合いなので、涼しかったですよ。

今日は、いつもうろついている林道などで見つけた実を集めてみました。

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これはニワトコの実かな?

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別の所では地面に落ちていました。ニワトコは漢方薬としても使われるそうで、いろいろな効能がWebに載っていました。実がどんな味か確認していません。

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金平糖のような桑の実。これは美味しいですよ。赤いのはまだ酸っぱくて、黒いのが美味しいです。でも、舌や手が染まるので注意が必要です。

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以前はオス花しか見つからなかったサルナシの花。これは両性花ばかりでした。実じゃない?花芯に将来の実が見えるでしょ?これもキウイみたいで美味しいですよ。

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名前の分からない綺麗な実・・種が透けて見えます。食べてみると、さわやかな甘みがしました。何ともありませんでしたから、食べられると思います(名前も分からないのに無責任ですね)。

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これが上の実の葉です。どなたか名前を教えてください。

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そして、もう実の時期も終わりの白花ヘビイチゴです。一つだけ残っていました。ヘビイチゴの名が付いていますが、こちらは美味しいです。

味の事ばかり気にしてしまいました。さて、明日は休み!雑用があるけど、半日くらいは自由時間にしようと思っています。

2010年7月16日 (金)

林の中の生き物

林内を散策して出合った生き物を集めてみました。それにしても、今年はカブトムシやクワガタが少ない・・外灯にも集まってくるのは、コガネムシの仲間ばかりです。

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山のホタル・・正しくは何というのでしょう?。ヤマボタルと検索すると陸産のマキガイが出て来ます

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いよいよセミの鳴き声も五月蠅くなって来ました。成虫が撮れないので、抜け殻を載せます。

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フジザクラの果実に集るショウジョウバエ。今年は、このハエに注目していきたいと思います。それは、我が家の山林に自生するクロヤツシロラン(腐生蘭)の受粉に一役買っているようなので・・。→蘭歩さんのブログ

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西臼塚のブナ林で出合ったガマガエル(?)の子。急に動きだしたのでびっくりしました

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丸火自然公園の池脇にあったモリアオガエルの卵です。他でも山歩きをしていると意外なところで目にします。

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お腹しか見えませんが・・モリアオガエルです。卵を守っているようです。

ヤマアジサイとタマアジサイ

梅雨明けまで少し寂しい林道で、目に付くのがこの白い花・・ヤマアジサイです。お気に入りのタマアジサイの開花は、もう少し先になりそうです。

【ヤマアジサイ】

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装飾花は、3萼弁。

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こちらは、4萼弁が混じっています。

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装飾花を接写してみました。

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両性花の接写です。虫が蜜を吸っていました。花が小さいので、吸うのが大変だろうな・・。

図鑑を見ると、白だけでなくピンクや青色の花も載っていました。私の住む東海地方や隣の関東地方は、装飾花と両性化が白色だそうです。

【タマアジサイ】

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タマアジサイの花期はかなり長いのですが(晩秋まで見られます)、開花はもう少し先になりそうです。蕾はまだこんな状態です。

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これは昨年の写真です。幼いころから慣れ親しんできた花で、とても気に入っています。明日は、休日出勤の工事立ち合いです。残業にならないように頑張ろう!

2010年7月15日 (木)

山姥の髪の毛

変わったキノコを見つけました。

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細い棒の先に笠が付いています。

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上から見ると・・。

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こちらは団体で生えていました。

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髪の毛のようなものが纏わりついています。以前、ブログ友に教えていただいた山姥の髪の毛のようです。

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これがその時載せた写真です。

図鑑を調べたら家の光協会の「ポケット きのこ」に下記のように載っていました。

「山姥の髪の毛は、ホウライタケ属のいくつかのキノコが生産する菌糸束を指し、古くは木鬚、或いは雲霧草とも呼ばれた」 ・・という事は、棒の先端のキノコは、ホウライタケ属のキノコという事になります。

別の図鑑では、ナラタケ属も菌糸束を形成すると書かれています。そして前記事のオニノヤガラは、この菌糸束から栄養素を摂取しているそうです。

植物は、お互い色々な関係を持って生きているのですね。

2010年7月14日 (水)

丸火自然公園の植物(7月その2)

(7月その2)では、二種類の野生ラン・・腐生蘭を観察してみました。

【オニノヤガラ】

ラン科オニノヤガラ属。ナラタケと共生する腐生蘭です。「地中にジャガイモのような塊茎があり、これを干したものを漢方で天麻といい、長寿と強壮薬に用いる」と図鑑に書かれています。こんな事を書くと、掘り起こされてしまうかも?

もっと標高の高いところに生え、ミヤマハンノキの根に寄生する「オニク(キムラタケ)」も強壮効果があると聞きました。他の植物から養分をもらっているのに強壮効果・・なんか変なヤツですね

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例によって薄暗いので、ストロボを使いました。 丈が高く、1m近くありました。

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蕾が少し緑がかっています。茎が全体に青緑色になるものをアオテンマ、また全体に淡い黄色になるものをシロテンマと呼ぶそうです。

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「葉は鱗片状で疎ら」・・蕾の付け根にあるのが葉かな?

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花を拡大してみました。

この植物は、遊歩道の目立つ所に4本生えていました。その内、1本は切り取られ横になっていました。「なぜ、こんなに目立つ所に生えたんだよ!」心無い人は、どこにもいるものです。

【ムヨウラン属】

属としたのは、蕾しか確認できないためです。漢字で書くと無葉蘭。ムヨウランの仲間は、何種類かあって、何れも常緑広葉樹林下に生えるそうです。

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ウチョウランの種にも似ています。この中に、粉のような種が入っていると思います。

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こちらはもっと沢山実が付いていました。

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ストロボを当てて・・。

ムヨウラン属の花期は5~6月だそうです。もっと早くこの場所に来ていれば、花が見られたかもしれません。来年は、忘れないで見に行こうと思います。

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これは2009年4月6日に、浜松市春野町にある犬居城跡の山頂付近で見つけたものです。種が飛散した後ですが、ムヨウランの仲間ではないかと教えていただきました。

この日は、参議院議員選挙の投票を済ませた後、少しだけ丸火自然公園に寄り道してみました。腐生の野生ランが、二種類も見られて幸せでした。

丸火自然公園の植物(7月その1)

山間部の我が家は、今日も霧の中です。沼津市は、晴れていたのに、帰宅したら凄い雨です。ジメジメして困ったものです。

我が家より、ホンの少し標高の高いところにある、丸火自然公園の植物を観察に行きました。

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下界では、そろそろ咲き始めたヤマユリの蕾です。最近、イノシシに球根を掘られて、茎だけ寝転がっている株を良く見かけます。その内、ヤマユリも幻の花になってしまうかも?

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白い花は、とても目に付きます。ノリウツギの花です。

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遊歩道脇で見かけた、サイハイランの種です。沢山結実すると、株が弱ってしまう・・。

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葉に実が付いている・・花筏(ハナイカダ)です。

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横から見るとこんな感じです。この実は、熟すと黒くなり、甘みがあって食べられるそうです。まだ食べた事はありませんが・・。

それにしても、なぜ葉に実が付くのでしょうか?植物の世界にも、いろんな変わり者がいますね。

(7月その2)へ続きます。

2010年7月13日 (火)

すっきり富士山

このところ暴風雨警報などが出て、鬱陶しい(←難しい字ですね)天気が続いています。久々の土曜休みには、午前中快晴で富士山が良く見えました。すっきり富士山を見てください。

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十里木高原からの富士山。

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少し左に移動して、ワイドモードで撮ってみました。この道路は、車が少ないのでのんびり景色を眺められるので気に入っています。

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宝永山も綺麗に見えていました。今年は、ここを探索してみようと思っています。

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西臼塚の駐車場から・・。

夏の富士山は、こんなに綺麗に見えていても、あっという間に霧の中に隠れてしまう事があります。見えている時に、すかさず写真を撮る事をお勧めします。これから間もなく姿が見えなくなりました。

萌の散歩道

朝の散歩は、とてもハイテンションなのでなかなか写真が撮れません。今日は、ちょっとだけ散歩の様子を見てください。

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早速、道路脇の草むらで、野生動物の臭いチェックです。イノシシが、ミミズを探した形跡があります。「萌、もう行くぞ!」

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「うん?何か気配がした」「萌、急に走るなよ!」 ・・鳥を発見した所です。

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散歩道に咲いているヤブカンゾウの花?

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接近して見ると、八重ではありませんからノカンゾウかな?

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「今日、第一の楽しみは終わった。後は昼寝して夕方の散歩を待つだけだ」・・リラックスモードの萌です。「萌、ちゃんと留守番しろよ!」

飼い主は、朝の散歩で疲れて出勤です

2010年7月12日 (月)

ウリノキの花

ウリノキ・・この名前を富士山麓のブナ林で聞いた時、蔓性の植物かと思いました。実際見てみると「どこがウリなんだろう?細長い蕾かな?」。

土曜の午前中、この花が咲いている頃だと思い探索に行きました。

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これが、ウリノキの花です。変わっているでしょ?

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右側の白いのは、花弁が落ちて雌しべだけ残ったものです。

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落ちた花弁・・良く見ると雄しべと一緒?

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ちょっと拡大して見ました。 七夕飾りのようですね。

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ウリノキの名前の由来は、葉がウリに似ているからだそうです。形はともかく、ウリの葉と見比べたら「う~ん・・」かな?

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葉の裏には、小さな卵がいっぱい付いていました。ケムシか?イモムシか?

2010年7月11日 (日)

ドクダミの変化花

皆さま、参議院議員選挙の投票には行かれましたか?私は受付開始時間後、間もなく行って来ましたよ。たった一票でも、自分の主張はするべきだと思います。

今週末は、久々の土日休み・・嬉しい!ところが、今まであまり休めなかったおかげで、畑の仕事が溜まっていました。土曜は、ジャガイモの収穫。そして今日は、午後から草取り等に汗を流しました。身体がだるい、腕が痛い・・休みなのに返って疲れてしまいました

ドクダミの花を観察してみました。

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これはほぼ普通の花です。白く花弁にように見える部分は、総萼片だそうです。「中心の花穂に小さな花を沢山付ける」と書かれています。

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普通ある4枚の総萼片に、4枚の小さな総萼片がクロスしています。

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数えるのも面倒なくらい沢山付いています。

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そして極めつけはこれ・・普通は、一茎に一つのセットですが、これは更に三つの花茎が出ています。

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横から見ると・・。

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カメラを替えて・・。身近な植物でも、いろいろな変異があって面白いですね。

みんな薄暗い写真で恐縮です。こういう場所を好む植物のようなので、ご容赦ください。

サンコタケとキツネノエフデ(変わったキノコ)

【サンコタケ】アカカゴタケ科。

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薄暗い林内で見かけた時は、黄色いプラスチックの破片かと思いました。

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ストロボを使って撮影。

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図鑑の写真は、錫杖の頭のような格好をしていました。

【キツネノエフデ】スッポンタケ科。

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苔むす倒木に生えていました。変わっているでしょ?

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薄暗いのでストロボを使いましたが、上手く撮れません。

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LEDライトを当てて撮影。なんか不気味・・。

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スッポンタケと同じく、根元に幼菌の皮が確認出来ます。

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これが、幼菌です。サンコタケも卵のような幼菌から出てくるそうです。

この二つのキノコは、とても変わった形をしているので、図鑑(永岡書店:きのこガイド)ですぐに見つかりました。それが偶然にも向かい合わせのページに載っていました。どちらも悪臭を放つと書かれていましたが、この日は気づきませんでした。

また、毒キノコと書かれていませんが、「食用不適」になっているのは臭いのせいかな?

2010年7月10日 (土)

キバナノショウキラン(意外な場所)

前記事の場所からもう少し標高の低いところで見つけた、キバナノ(?)ショウキランの蕾です。「意外な場所」・・「えっ、こんな処に!」と言うような場所です。多くの人の目に触れやすい場所なので、ずっと無事でいるか心配もありますが・・。

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カラマツの倒木の横に生えていました。

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前記事のものより、かなり花茎が伸びています。ちょっとだらしないくらい・・。

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薄暗いところの写真は撮りにくい・・。

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開き始めています。

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LEDライトを当てて撮影。いろいろ工夫しているのですが・・。

この場所にも笹が生えていますが、このショウキランが養分を貰えると思われるほど近くには生えていません。前記事の場所と共通しているのは、落ち葉が堆積した腐葉土の所に生えているという事です。でも、前記事は広葉樹で、この場所の周囲には針葉樹が生えていました。またクロヤツシロランのように、倒木に接して生えているわけでもありません。

このショウキランは、来週末には花が見られるかな?楽しみです。

キバナノショウキラン(一週間後)

富士山麓某所へ、一週間前に確認したキバナノショウキランの蕾の様子を見に行って来ました。

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ストロボ使用とそうでない写真を載せてみました。蕾の付け根あたりが、一週間前より黄色っぽく見えます。

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この蕾は、痛みも無く綺麗です。

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こちらは一番大きな蕾ですが、虫に食べられたのか傷んでいます。この写真を撮っている最中、二匹の小さなハエが手に纏わりついていました。

蕾に触れてみると、べたべたしていました。蕾全体が虫を引き寄せる蜜等で覆われているのかな?開花は、もう少し先になりそうです。また来週様子を見に行こうと思っています。

次の記事では、もう少し標高の低いところで見つけたキバナノショウキランの蕾を載せてみます。更に開花が近い蕾の様子を見てください。

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ショウキランは、笹から養分をもらうと書かれた記事を見ました。確かにこの場所には、枯れそうな笹が生えています。でも、次の場所で見たショウキランは、笹のある場所から離れています。

2010年7月 9日 (金)

グロリオーサ(開花の様子)

グロリオーサ(キツネユリ)が開花して来ましたので、その様子を観察してみました。

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最初、蕾は上を向いています。

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段々下を向き・・。

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膨らんで来て、花弁に隙間が出来ます。

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花弁が色づき、離れて来ます。

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花弁が跳ね上がります。

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そして最終形の花形になります。

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沢山花を付けると重たくなるので、隣の木(クチナシ)につかまらせてもらいます。

花の咲き方も、葉の先端でつかまるのも面白いですね。

これは金曜の記事ですが、アップを忘れ下書のままでしたので、金曜の日付でアップします。

2010年7月 8日 (木)

ゴボウの花

今日は天気が良くてもったいない一日でした(←遊びに行けないので)。普通の家の畑では、あまり見る事が出来ない花を載せてみます。

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栗のイガではありません。これはゴボウの蕾です。

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こんな花が咲きます。ちょっとあざみの花に似ているでしょ?

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クモが集っていました。この花に寄ってくる虫を狙っているのかな?

普通の家(の畑)で見る事が出来ないのは、我が家のように植えたまま放置しないで、掘って食べるからです。果樹の畑に生え、種を飛ばしてあちこちに増えています。

ところで、ゴボウは中国から伝わったそうですが、食べるのは日本だけのようです。漬物もキンピラも美味しいし、豚汁には欠かせません。食べるのは好きですが、掘るのが大変です

2010年7月 7日 (水)

スイカズラの花顔

家の生垣にも生えているスイカズラ・・どちらかと言うと邪魔者扱いされますが、いい香りがするのと可愛い花を付けるので気に入っています。

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花弁にピントを合わせた写真。二つ並んで咲くのも可愛いですね。

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雄しべ辺りにピントを合わせると、微笑んでいる顔のようでしょ?花弁は、人の手のようです。

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こちらは、開花して間もない白っぽい花です。時間が立つと、上のようにクリーム系の花になって行きます。

【オマケ】

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これは隣にあったハンショウヅルの果実(種)です。

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こちらは、以前もアップした園芸種のクレマチスです。仲間同士似ていますね。

2010年7月 6日 (火)

初夏のキノコ(その2)

少しでも名前が分かれば・・と思って図鑑とにらめっこしましたが、迷うばかりで諦めました

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親子。

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こちらも二段に生えていました。

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イタチタケかな?富士山麓のブナ林で沢山見かけました。

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食べられないのかな?

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ブナ林の中で、この白いキノコが目につきました。

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菊花を連想させます。

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倒木の苔の中に生えていました。

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こちらも・・。繊細で綺麗な感じのキノコです。

キノコの写真は、撮り貯めて季節ごとのフォルダに入れてあります。詳しい方に教えていただける機会があれば、名前を付けて整理して行きたいと思っています。

初夏のキノコ(その1)

キノコの季節と言えば秋を思い浮かべますが、初夏の林内にもいろいろなキノコが見られます。例によって、名前は分かりませんのでご容赦ください。

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苔の中にいるあさりのようなキノコです。

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ちょっとガマガエルを想像しませんか?上九一色の樹海で発見。

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枝を切った痕?いいえ、これもキノコの仲間だと思います。鳴沢のカラマツ林で発見。

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サルノコシカケ科カワラタケの仲間・・縞模様が綺麗です。

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白ひげ・・。

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黒ひげ・・山姥の髪の毛と呼ばれているそうです。

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これは、粉の吹いたようなキノコです。

どれも食べられても食べたくないようなキノコです。更に(その2)へ続きます。

2010年7月 5日 (月)

山のホタルとセミの抜け殻

シロバナノヘビイチゴを夢中で食べていると、山のホタル(?)が飛んできました。

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ホタルの仲間だと思いますが・・。

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拡大してみました。発光するのかな?捕まえようと思ったのですが、何処かへ飛んで行ってしまいました。

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富士山麓のブナ林では、セミの鳴き声が五月蠅いくらいです。とっても小さな(2cmくらいの)セミの抜け殻がありました。何というセミだろう?

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良く見ると、苔むす巨木のあちこちに抜け殻があります。それにしても、五月蠅い。薄暗いので静か過ぎるよりマシですが・・。

天照教林道の花

十里木カントリーから富士山スカイラインに通ずる道路・・正式な名称が分かりませんので、天照教林道と呼ぶ事にしました。前記事の「ヤマボウシ」の咲いていた道です。

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もっと沢山咲いていると思ったら、意外と少なかったホタルブクロの花です。道路脇の整備で、刈り取られたのかな?

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他ではもう少し白っぽい花を見かけましたが、この花は濃い赤紫色でした。

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シモツケも咲いていました。拡大して見ると綺麗です。

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とても良く香っていたミヤマイボタの花。イボタは葉の先端が丸く、ミヤマイボタは尖っているそうです。

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これは何という名前なんでしょう?葉からするとマメ科の植物みたいですが・・。ご存知の方、教えてください。

西臼塚の植物探索(その2)

この日は、確認したい場所があったのですが、リスか鳥を撮影している人達がいて(スタンドと大砲のようなレンズのカメラで)、遊歩道を狙ってカメラを構えていましたので、その先に行くのを断念しました。少し前から付け始めた鈴も気を使ってポケットにしまいました。「違う所で撮れよ!」と心の中で思いましたが、先にいたのは向こうですから仕方ありません。

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いきなりですが、この日たった一輪だけ花を見つけたこの植物の名前が分かりません。ご存知の方、教えてください。

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こんな葉です。

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茎には毛が生えています。

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これは、駐車場辺りに生えているシロバナノヘビイチゴです。普通のヘビイチゴに似ているのですが、このイチゴは美味しいです。甘酸っぱさに加えてミルクっぽい味がします。

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クサイチゴ(?)の花が咲いていました。なんかしわくちゃですね。アイロンのかかっていないシャツみたいです。

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モミジイチゴも生っていました。これももちろんお腹の中です。ただ、良く見て口に入れないと蟻と一緒に食べてしまう事がありますから要注意です。

2010年7月 4日 (日)

西臼塚の植物探索(その1)

久々に西臼塚の林内を歩いてみました。

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駐車場入り口より少し上に、この橋があります。苔むした橋は、風情があって良いですね。木製のようですが、コンクリートの擬木仕様です。

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この林内で良く見かけるバイケイソウ。葉の黄色くなった株が目立っていたのですが、花の咲いている株もありました。花の咲かない株は早く休眠して、花の咲く株は残っているのだろうか?

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花弁の縁にギザギザのあるのが特徴だそうです。

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落ちていた花。ヒメシャラかな?

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サンショウバラは、もう時期が過ぎていました。かろうじて残った花弁は一枚だけ・・。

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上の写真と見比べて花を想像してください。野生のバラの中では大型の花が咲き、淡いピンクの花弁が綺麗です。

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薄暗い林内で撮った(ツル)シロカネソウ。可愛い雰囲気が出ているでしょ?

クモキリソウ属

クモキリソウの仲間は、葉だけ見ても良く似ていて区別がつきにくいです。

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ちょっと地味だけど、面白い形をしている花です。これは、我が家の杉林に自生しているコクランの花です。 昨年までは、かなりな株が生えていました。

でも、この4月の雪の降った頃バルブが傷んで枯れてしまったようです。暖かくなってから急に真冬に戻ると、身体が対応しきれないで病気になるのと同じですね。まだ残っているので大切にしてやろうと思っています。

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拡大して見ると・・何かの虫に見えますね。

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コクランの葉。筋がはっきりしている事と、手で触るとちょっと硬めです。

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これは、富士山麓で見かけたクモキリソウの花です。

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ストロボを発光させると花が分かりにくくなるし、無いとピンボケするし・・困ったものです。

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クモキリソウの葉です。今回は写真がありませんが、ジガバチソウとそっくりで、蕾の時は迷います。図鑑によると、「ジガバチソウは、横に走る葉脈があり、網目模様が出来る」と書かれています。この葉も良く見ると薄い網目模様になっています。実際は、ジガバチソウの方は横の葉脈がはっきり見えますので、区別できると思います。一番確かなのは、花を見る事ですね。

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スズムシソウもこの仲間になります。今年、三島楽寿園の山野草展で手に入れました。

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クモキリソウに似ていますが、葉の端に小さな波が無いですね。図鑑の説明は、分かっている人が書いているので、修行中の人間には分かりにくい表現が多いです。実物を見る事が、一番の勉強だと思います。言葉で表現しにくい微妙な違いを知る事が出来るので・・。

そういえば最近ジガバチソウを見ていない・・昔馴染みの(通い詰めた)大井川上流へ行って見ようかな。

キバナノショウキランの蕾(その2)

この場所では、全部で10本くらいの蕾を確認する事が出来ました。ご覧のような色ですから、良く見て歩かないと踏んでしまう恐れがあります。

その後、一時間くらい辺りを探索してみましたが、他の場所では見つかりませんでした。同じような写真ばかりで恐縮ですが、思ったより沢山の蕾があった事と、初めて目にする蕾なのでご容赦ください。

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これが一番大きな蕾でした。

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実際の色を見ていただくために、ストロボ無で撮ってみました。薄暗い林下のうえに、曇り空でなかなか上手く撮れません。色合いは、ミョウガのようですね。

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これは昨年見た果実です。ショウキランやツチアケビは他のラン科植物と違い(普通は粉のような種です)、果肉の中に種が入っているため、何ものかが食べて種を運ぶそうです。

実は、私はこの植物の花を図鑑でしか見た事がありません。私の持っている「野生ラン事典」には、ショウキランとキバナノショウキランの違いが載っています。花が確認出来たらその違いを観察してみたいと思います。

2010年7月 3日 (土)

キバナノショウキランの蕾(その1)

今年こそは、何とかこの花を見ようとずっと楽しみにしていました。そろそろ開花時期なので、富士山麓某所(標高1,460mくらい)へ探索に行って来ました。

ラン科ショウキラン属キバナノショウキラン(鐘馗蘭)。無葉緑素の腐生植物です。昨年ブログ友に場所を教えていただき、初めて果実を確認しました。

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こんな場所に生えています。7月の上旬には咲いていたと伺いましたので、目を皿のようにして探しました。でも、花らしいものは見当たりません。絶えてしまったのか?でも、芋塊(球根)が残っているはずだし・・不安が過ります。

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「あった!これが蕾に違いない!」何と言っても果実以外は初めて見るのですから、興奮してしまいます。

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ちょっと角度を替えて・・。

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その気で注意深く探すと、こちらにもありました。

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これも横から・・。

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これが一番可愛い蕾でした。

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まだ生えています。何本あるんだろう?

(その2) へ続きます。

ヤマボウシ

今日は午後から雨との予報が的中、庭掃除をしてびしょぬれです。町中の街路樹としても植えられているヤマボウシの花を集めてみました。

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沢山咲くので見ごたえがあります。

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先端が緑がかった花。

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ちょっと幅広の花。

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上を向いている花。

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貴重種の赤系の花。

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こちらも・・。

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桃花のヤマボウシ。

富士に咲くロマンの花・・ヤマボウシ。写真は、十里木カントリーの南側を表富士登山道に向かって走る道路沿いで撮りました。まだまだ楽しめますよ。

次回記事では、そろそろ咲くのではないかと探索に行ったとても珍しい腐生蘭の記事です。開花はもう少し先ですが、蕾を確認しました。

2010年7月 2日 (金)

シロガネソウ(鳴沢)

富士山麓では、それほど珍しくないシロガネソウ(白銀草/ツルシロガネソウ)ですが、群生していましたので観察しました。毎度ピンボケ写真で恐縮です

場所は、山梨県鳴沢村・・標高1,700m程の林道沿いです。

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雨が降ると小さな滝になるのかも?この辺りでは、珍しい光景です。

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上の写真の右手に、かたまって生えていました。

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花の大きさも色々。

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先端の尖っている花。

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先端の丸い花。

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この写真では分かりにくいかな?花弁(花弁状の萼片だそうです)が透けて、少し緑がかっていました。

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こちらは真っ白です。

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種がありました。図鑑では、「魚の尾の形」と表現されていました。竹トンボみたいですね。

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こんな葉です。

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シロガネソウの六弁花(六萼片)。珍しいでしょ?その気で探しても、二輪草のように変異が多くはありません。

2010年7月 1日 (木)

ワスレグサ属の花

ユリ科ワスレグサ属の花が咲いています。キスゲ属やヘメロカリス属とも呼ばれているそうです。名前を調べようと図鑑を見ると、園芸種も含めて種類が多く、迷ってしまいました。そこで「ワスレグサ属の花」と言う事で・・

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雄しべが花芯を向いています。

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これも・・。

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そして、これも・・。

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雌しべはこんなとことにあります。この配置で受粉しやすいのかな?雄しべの傍の方が受粉しやすいように思うのですが・・。

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この植物の天敵・・アブラムシです。蕾が見え始めると何処からか湧いて来ます。

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でんぷん質のアブラムシ駆除剤を散布すると、すぐにいなくなります。でも、数日するとまた湧いてきます。そうとうこの植物がお気に入りのようです。

アブラムシは百合にも集ります。そして百合は、殆どがウィルス病にかかってしまい、葉がモザイクになったりちじれたりしてしまいます。でも、同じユリ科のワスレグサ属はウィルス病にかかったようには見えません。好かれる割に丈夫なんですね。

蕾いろいろ

今日は蕾ばかりを集めてみました。

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クレマチスの蕾です。つい最近まで花が咲いていたと思ったらまた蕾・・どうなっているのでしょう?

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これは蕾ではなく、クレマチスの種です。風車のような髭が変わっていますね。

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ギボウシの蕾も見えてきました。そろそろ梅雨明けかな?

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昨年手に入れた「天涯の花」キレンゲショウマも蕾が見えてきました。今年は虫や病気の心配もありましたが、地植にしてみました。

どの花も開花が待ち遠しいです。

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