ノウルシの群生地(沼津その2)
沼津市側のノウルシの群生地は、私が以前見た時よりずっと広がっていました。
西側の畦道から近づいて見ると、前日の雨で水が溜まっていました。こういう環境だから生き残っているのでしょう。
昔は、浮島ヶ原一帯がこんな場所ばかりだったのかもしれません。
その湿地部分を見ると、黄色い小さな花がいっぱい咲いています。「まさか・・」。
【ヒキノカサ】
なんと、ここにも浮島ヶ原自然公園に自生する絶滅危惧種のヒキノカサが咲いているではありませんか。しかも、おびただしい数です。
水の中から顔を出したヒキノカサの花。
よ~く見ると七弁花です。
【ノウルシ】
葦の間にノウルシの株立ち。
花の季節も終盤を迎え、総苞葉の黄色が薄くなって来ました。まるで魚の婚姻色のようですね。
この写真だけ見るとトウダイグサのようですが、上と同じ株立ちの横で撮りました。
この自生地は、小川を挟んで対角に二か所ありました。心配なのは、以前あったノウルシの保護看板が見当たらなかった事です。個人所有の土地でしょうから、代も変われば土地の使い方も価値観も変わります。田んぼとしての用途を考えれば、ノウルシもヒキノカサも単に邪魔な雑草です。
この場所も、隣のように埋め立てられてしまうのか、或いは田んぼとして使われるようになるのか、何れにしろこのままの形で残る可能性は少ないと思います。沼津市で買い上げ植生保護していく事は出来ないのでしょうか?
« ノウルシの群生地(沼津その1) | トップページ | ニリンソウ(丸火自然公園) »










コメント