吉永北部「桑崎善光寺」
富士市吉永北部地区は、甲斐武田の落人が祖先と伝えられる集落の多いところです。中でも桑崎地区には、善光寺が祀られています。これも云い伝えを裏付ける一つとなっています。
今日は、四月十四日に行われる善光寺のお祭り準備で、堂内の掃除をしたので、ご本尊様の写真を撮らせていただきました。
阿弥陀三尊仏を模した「善光寺式三尊像」だそうです。
中央は「阿弥陀如来」・・お釈迦さまではありません。
左手の印相は「手を下げ、人差し指と、中指を伸ばし、他の指を曲げており、刀剣印(とうけんいん)と呼ばれるとても珍しいもので、飛鳥白鳳時代頃の仏像に見られるそうです。
向かって左側は「勢至菩薩(せいしぼさつ)」。宝冠に水瓶を持つのが特徴?観音菩薩と同じ宝冠のようですが・・。
向かって右側は「観音菩薩」。上と同じように見えますね。この掌の中には、真珠の薬箱があるといわれているそうです。
照明器具も特注品?掃除のしにくい器具です。
桑崎善光寺は、赤渕川沿いのところにあったのですが、昭和七年十月の台風で倒壊したため、水害を考慮して現在の高台に再建されたそうです。ご本尊様も新たに祀り入れられました。
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